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「このまま突っ込んだら…」 参院選へ悩む民主・維新

写真:都議選後、事務所のスタッフと選挙分析をする民主党の参院選立候補予定者の鈴木寛氏(右から2人目)=24日午前11時21分、東京都新宿区、小玉重隆撮影拡大都議選後、事務所のスタッフと選挙分析をする民主党の参院選立候補予定者の鈴木寛氏(右から2人目)=24日午前11時21分、東京都新宿区、小玉重隆撮影

写真:都議選で当選した候補者の事務所を訪れ、あいさつをする日本維新の会の参院立候補予定の小倉淳氏(右)=24日午前9時55分、東京都多摩市、関田航撮影拡大都議選で当選した候補者の事務所を訪れ、あいさつをする日本維新の会の参院立候補予定の小倉淳氏(右)=24日午前9時55分、東京都多摩市、関田航撮影

 自民、公明両党が完勝した東京都議選から一夜明けた24日、7月の参院選に臨む各党の立候補予定者の表情にも、明暗が分かれた。7月4日の公示まで残り10日。戦略の見直しを迫られ、頭を抱える立候補予定者もいる。

 都議選で議席数が43から15へ激減した民主党。「共産党にも負けた。最悪の結果だ」。参院選東京選挙区(改選数5)で改選を迎える鈴木寛参院議員は嘆く。

 投開票日の23日夜は都議選の各陣営を回り、自身の選挙もPRする予定だった。だが、相次ぐ落選で回った9カ所のうち当選は3人だけ。落選陣営は人影もまばらで、言葉少なに5分程度で引きあげるしかなかった。

 24日午前は新宿区の選挙事務所で、新聞の都議選出口調査を分析した。多くの民主支持層が棄権したと見て、投票率アップに狙いを定めたが、「妙案はない」と鈴木氏。「このまま突っ込んだらやばいな」。スタッフ一人のつぶやきに全員が黙った。

 日本維新の会から立候補する元アナウンサーの小倉淳氏は24日午前、都議選で初当選した石川良一氏の事務所を訪れた。陣営スタッフに「参院選でも力を貸して頂きたい」と握手を交わすと、「ここから参院選も頑張りましょう」と声をかけられた。

 だが、維新は都議選で34人を擁立したものの、当選したのは石川氏を含めて2人だけ。小倉氏は、中野区の落選陣営の事務所も訪れたが、カギがかかったままで無人だった。「やっぱり厳しい。橋下徹共同代表の発言などで、維新に関心がある人が離れた雰囲気はあった。すべてが手探り。まずは顔を知ってもらうことが大切」

 これに対し、自民の参院選立候補予定者は、都議選で59人全員が当選した勢いを参院選に持ち込みたい考えだ。「自・公で過半数の議席を獲得」「勝って兜(かぶと)の緒を締めよの心境です」。東京選挙区に立候補する武見敬三参院議員は24日朝、フェイスブックに書き込んだ。

 同じく東京選挙区で出る丸川珠代参院議員は23日夜、党本部の開票センターで当選議員の名前に花を付ける役などを担った。「自民党が生まれ変わって前に進んでいくんだということを、多くの方にご理解いただきたい」

 都連幹部は「全国の人口の1割がいる東京で、自民への期待感がはっきりと示された。影響は全国に広がる」と自信を見せる。

 現職23人が全員当選した公明党で、東京選挙区に立候補する山口那津男代表も23日夜、党本部で「参院選で与党に過半数を与える選択をしていただける」と期待感を口にした。

 都議選で議席数が8から17へ倍増した共産党も士気が上がる。「まずは都議選での躍進に触れなきゃ」。東京選挙区に挑む新顔の吉良佳子氏は24日午前、移動中の車内などで街頭演説の原稿を練った。「ここまで伸びるとは思わなかった」

 24日午後の街頭演説では、都議選で当選した17人も並ぶ予定だ。「庶民の生活を優先しない安倍政権への怒りをしっかり伝えたい」と話した。

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