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【福岡】

10日間の迷走劇、元郵政官僚で幕 1区の自民公認

2005年08月23日

 「郵政民営化解散ということで、遠藤君がよりふさわしいということで公認した」

 22日午後、自民党の武部幹事長は福岡1区に元郵政官僚の遠藤宣彦氏を公認したことを発表し、理由をこう説明した。そして補足した。「福岡県連から話があった杉村太蔵君は国体のテニスで優勝した経験もあるすばらしい青年だが、ほかで彼の力を生かすことを検討したい」

 10日間にわたった迷走は、こうして決着した。

 1区に公認を予定していた30歳の男性が突然、辞退を表明したのが12日。その直後、自民党執行部はライブドアの堀江貴文社長に福岡1区からの立候補を打診した。これに対し、地元の福岡県連は結束して抵抗。山崎拓前党副総裁が盟友の小泉首相に直談判までして堀江氏擁立をつぶした。

 ところが、新たな候補者選考はさらに二転三転する。党執行部が代わりの候補者として、杉村氏を県連に紹介。県連が受け入れたところ、逆に党執行部が杉村氏公認に難色を示す。白紙に戻したうえ、22日になって公認候補として提示したのが遠藤氏だった。

 「福岡1区は古来、新しい時代の日本の扉であるという土地柄だ」。22日の会見で、遠藤氏は福岡への思いを語った。

 だが「落下傘」に地元は冷めていた。県連幹部は「付き合いは半月。遠藤君と会うことはないだろうな」と言い放った。

 この10日間に何があったのか。水面下の綱引きを追う。

 「結局堀江さんにはならないと思いますよ」。自民党本部による堀江貴文ライブドア社長の福岡1区擁立構想が報じられた16日朝、福岡2区の山崎拓氏の陣営は冷ややかに受け止めた。

 市議らは「正式に聞いてない。私は嫌ですけどね」とあからさまに拒否反応を示し、全面的に抵抗した。武部勤幹事長、二階俊博総務局長、さらに小泉首相と通じる山崎氏が水面下で動いた。

 堀江氏擁立の可能性がほぼ消えた18日、山崎氏は首相と会談。「堀江氏を立てないように」と念押ししてみせた。党本部と県連の攻防は一段落した。ここから、地元の綱引きに舞台は移った。

 「本日午後2時45分、懸案だった1区公認候補について党本部、武部幹事長から報告がありました。名は杉村太蔵……」

 21日。福岡市博多区の自民党県連。中村明彦幹事長が記者会見で「立候補予定者」の経歴を読み上げた。「学生時代にテニスで全国大会優勝をしている、ということであります」

 通常なら正式な公認決定を待って会見するところだが、県連執行部は「内示」後、見切り発車で会見に臨んだ。「これで決めてしまわなければと、焦っていた」。県連幹部はそう明かす。

 県連執行部に報告があったのと同じ頃。同市城南区の公民館。山崎氏が国政報告会で内輪話を披露していた。「福岡1区。まだ刺客が決まっていない。今朝も小泉首相が電話で『ホリエモン立てるなって言うからそうしたんだから、責任取ってだれか立てなさい』と」。笑いが広がった。

 山崎氏が続けた。「さっき県議2人と秘密会談を持って『あんたが責任持って立て』と言った。でも、ふたりともいやだと言う」。予言めいた言葉で話題を締めくくった。「今夜にも決まるだろう」

 山崎氏陣営の幹部はこう解説してみせる。「その時、山崎氏の頭には杉村氏の名前はなかった」

 候補者擁立を党本部に一任した後も、水面下で地元からの擁立を目指す動きが続いていた。10人程度の議員らの名前が挙がっていた。

 地元擁立にこだわった山崎氏側。落下傘候補を受け入れて収拾したい県連執行部。党本部が示した裁定は「第2の落下傘」だった。


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