アサヒ・コム 2005総選挙 このサイトの使い方へ 検索へジャンプ メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

社会   スポーツ   ビジネス   暮らし   政治   国際    文化・芸能    ENGLISH   マイタウン

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbe

ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ  >  2005総選挙 >  地方ニュース >  岐阜記事
【岐阜】

〈分裂・岐阜4区〉情・疑心 きしむ地盤

2005年08月31日

写真

ポスターを張る運動員。早さも競争だ=30日午前8時50分、岐阜県美濃加茂市で

 総選挙が公示された30日朝。岐阜県美濃加茂市の喫茶店で、市民団体の役員を務める佐合良彦さん(59)の携帯電話が鳴った。岐阜4区の自民前職、金子一義氏(62)の秘書からだ。

 「1番です。よろしくお願いします」

 金子氏のポスターをはる番号だ。

 自民造反組の前職、藤井孝男氏(62)を長年、応援してきた。だが公示直前、金子氏支持に回った。

 6人の仲間に電話をかけ、同じように「1番」と伝えた。アイスコーヒーを一気に飲み干すと、相棒の男性が待つ車に向かった。

 各候補がそれぞれ事務所で第一声をあげているころ。佐合さんは黙々とポスターを張っていく。

 午前11時すぎ、割り当ての35カ所を張り終えた。車の走行距離は約45キロ。Tシャツの背中は汗びっしょりだ。

 藤井氏の強固な地盤の美濃加茂市にあって、金子氏に転じた一番の理由は、政策論争や党の公認問題ではない。

 「市長選の意趣返しだ」

   ■   ■

 2日前。美濃加茂市長選の開票日。佐合さんが推していた候補者の事務所は大荒れだった。

 藤井氏は「中立」と繰り返していたが、秘書は衆院解散前、ライバル候補の事務所に出入りしていた。劣勢が否めない陣営の目には、相手方に肩入れしていると映った。

 落選の知らせが届くと、そんな不信感が一気に噴き上がった。「藤井氏に裏切られた」

 藤井氏が贈った必勝祈願の紙が、事務所の壁からはがされた。中の一人がくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に投げ捨てる。「ようやった」。拍手がわき起こった。

 佐合さんは、ひそかに接触していた金子氏の秘書に、電話をかけた。「明日、そちらに行きます」

 事務所の外で肩を震わせている仲間に次々と声をかけた。「後で新しい指令がいく」。一人は目を真っ赤にして言った。「リターンマッチですね」

    ■   ■

 岐阜4区は、金子、藤井両氏に加え、民主新顔の熊谷正慶氏(31)、共産新顔の籠山佐敏氏(53)も立つ激戦となった。

 中でも自民党組織を割って争う金子、藤井両氏の対立は激しい。

 「藤井孝男さんは二度と自民党に戻ることはありません」。30日に同県高山市で開いた出陣式で、金子氏は敵意をむき出しにして言い切った。

 藤井氏は美濃加茂市の出陣式に妻や姉、長男らも並ばせた。最近にないことだ。

 その後の街頭では情に訴えかけた。「一票でも負けたら政治生命は終わりだ」

   ■   ■

 藤井氏の出陣式には、家族のほかにも意外な顔があった。美濃加茂市の公明党市議だ。あいさつはしなかったが、来賓として紹介されると大きな拍手があがった。

 公明党は金子氏を推薦する。隣の可児市であった金子氏の集会には、地元市議が激励に駆けつけた。だが、美濃加茂市の市議は「地域の事情を考慮して」藤井氏の招待を受けた。

 「これまでは口が裂けても『比例は公明』とは言えなかった。だが今回は、比例区で自民党と書かれても私には何のメリットもない」

 報道陣に問われて藤井氏はそう明言している。

 「自公協力で金子氏か、比例区で公明票が期待できる藤井氏か。名をとるか、実をとるか……」

 公明党の地元支部幹部はつぶやいた。


ここから検索メニュー

検索 使い方

検索メニュー終わり

選挙速報は携帯でも

»詳しくはこちらから

Flash

カギを握る4つの数字

総選挙後の国会勢力

総選挙の構図

郵政反対の自民前職
がいる選挙区の構図

党首の訴え

7党首の演説・記者
会見の内容は

マニフェスト

年表

郵政民営化Q&A

選挙CD-ROM商品

▲このページのトップに戻る

asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.