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【鹿児島】

〈短期決戦〉比例票 行方混とんと

2005年08月25日

 総選挙の公示まで1週間を切った。小選挙区とともに、各党は比例区での票の上積みを目指している。ただ分裂選挙となる自民や選挙協力を決めかねている公明、小選挙区での候補擁立を断念した社民などそれぞれに「お家事情」を抱え、票の行方は流動的だ。

 前回は40万票の大台に乗せた自民。「小選挙区の当選に全力を挙げ、自民候補への票が増えれば比例票も上がる」(県連幹部)。

 ただ今回は、分裂によって公認漏れとなった無所属候補の支持者らが、比例区で自民に投票するかどうか不透明な要素がある。小泉首相の政治手法に批判票を投じる可能性もあり、「全く読めない」という。

 政権交代を狙う民主は、前回に10万余り上乗せし、32万票獲得を目指す。4区で社民県連合前代表が民主にくら替えしたことがプラスにはたらくと分析。県連の青木寛幹事長は「郵政関係者や労組票など幅広い支持につながりそう」と期待する一方で、「新党に票が流れる懸念もある」としている。

 公明は比例九州ブロックに鹿児島市の行政書士を擁立、県内で前回より8千多い13万7千票の獲得が目標。小選挙区支援とのバーターも視野に、各陣営との選挙協力を水面下で進めている。

 こうした事情から、自民県連の公認候補への推薦要請も留保。県本部の成尾信春代表は「人物本位で総合的に判断し、要請通りにいかない場合もある」と話す。

 前回より1万8千上積みの6万票が目標の共産。郵政民営化や小泉改革に反対し、「争点がわかりやすいことが好材料」(祝迫光治・党県委員長)とみる。47年ぶりに全小選挙区への候補擁立を見送ったが、「エネルギーを比例に注げ、マイナスだとは思っていない」。

 小選挙区への候補擁立を断念した社民は、残された比例に全力をあげる。ただ4区のくら替えなどが響き、「前回より減らすのは避けられない」(党関係者)。「護憲の党」を強調し、民主党との違いを明確に打ち出すべきだ、との指摘もある。


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