アサヒ・コム 2005総選挙 このサイトの使い方へ 検索へジャンプ メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

社会   スポーツ   ビジネス   暮らし   政治   国際    文化・芸能    ENGLISH   マイタウン

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbe

ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ  >  2005総選挙 >  地方ニュース >  長崎記事
【長崎】

改革を追う・2 保育所民営:「時代の流れ」、効率重視に危機感

2005年08月25日

 「はじめに行革ありきで、子どものことを考えていないのでは」

 長崎市議会の厚生委員会で3月、市郊外の福田地区の住民が議員たちに訴えた。市議会には、地元の市立保育所を民営化する条例改正案が提出され、住民らは市立としての存続を陳情していた。

 市立保育所の民営化は01年3月に市が策定した「行政改革大綱」にさかのぼる。市職員を300人削減し、05年度までの5年間に約77億円の歳出減を図る計画だ。12カ所の市立保育所のうち福田と茂木の2カ所の民営化で、人件費など年間約1億4千万円が削減できると市は試算した。

 住民の反対に、議員の反応は冷ややかだった。「全国でもどんどん民営化されている。時代の流れだ」。条例改正案は可決された。

   ■   ■

 小泉首相は就任直後の01年5月、保育所の受け入れ枠を3年間で15万人増やす「待機児童ゼロ作戦」を打ち出した。柱は保育所の運営に企業の参入を認める規制緩和。非常勤職員を増やすことも認めた。

 一方で、04年度からは公立保育所への運営費補助を廃止するなど、国や地方の支出削減も加速させている。

   ■   ■

 漁師やビワ農家が集まる長崎市郊外の茂木地区。橘湾を望む茂木保育園には0〜5歳の約140人が通う。

 2年前には、商店街のあちこちに「民営化反対」を唱えるビラがあふれ、10万人を超す署名が集まった。だが、市は04年10月、学校法人鶴鳴学園が母体の社会福祉法人に経営を委譲した。

 民営化後、保育所は保護者の不安に配慮して、プログラムをほとんど変えなかった。一方で午後6時以降の延長保育や病後児保育など、市立時代には難しかったサービスを始めた。

 原田雄司・学校法人本部長は「保育所経営で利潤は望めない。地域に根ざし、理念を持ったところでないと無理だ」と強調した。

 それでも住民の不安は根強い。「長崎の保育を充実する会」代表の池山道夫さん(64)は「小学校からは公が担うのに、重要な乳幼児期は民間任せでいいのか。経営効率重視の法人に渡ったら、保育の質が下がる可能性もある」。

   ■   ■

 長崎市は今年1月、周辺の6町を合併し、人口が約42万人から約45万人に増えた。

 しかし、合併前の04年度、1市6町で総計約2131億円だった一般会計予算は、合併後の05年度には2002億円と減少した。地方交付税は合算で396億円から384億円に。小泉内閣が進める「三位一体の改革」が、市の財政運営に重くのしかかる。

 市は現在、01年大綱に続く新たな行革大綱づくりを進めている。合併で5カ所増えた市立保育所の民営化も検討課題だ。市保育課の浜崎雅訓課長は話す。「民ができるものを、あえて公でする必要はない」


ここから検索メニュー

検索 使い方

検索メニュー終わり

選挙速報は携帯でも

»詳しくはこちらから

Flash

カギを握る4つの数字

総選挙後の国会勢力

総選挙の構図

郵政反対の自民前職
がいる選挙区の構図

党首の訴え

7党首の演説・記者
会見の内容は

マニフェスト

年表

郵政民営化Q&A

選挙CD-ROM商品

▲このページのトップに戻る

asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.