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【埼玉】

突風、そして(上) 本人より「首相の顔」

2005年08月26日

 24日夕、JR浦和駅前の商業ビルには行列ができ、会場に入りきれない人たちが街頭で特設テレビモニターを見つめた。

 埼玉1区から立候補する自民党の金子善次郎氏の決起集会。お目当ては応援演説に来た小泉純一郎首相だった。

 陣営の女性スタッフの胸には「必勝・郵政民営化」と書いたプレート。小泉首相の顔写真を印刷し、「あおげばおこる郵政改革の風」と書かれたうちわも抱える。

 金子氏が早々に演説を切り上げ、小泉首相が「改革うちわ」を手に登壇した。女性の歓声が響き、携帯電話を構える腕が次々と突き出た。

    ■

 その3日前、大安の日曜は金子氏の事務所開きだった。元は喫茶店の急場しのぎの事務所は50人も入ると冷房が効かず、出席者は汗をぬぐった。

 来賓らが退席し、20人ほど残った支持者らを前に、「特別顧問」と名乗る男性が檄(げき)を飛ばした。

 「金子個人を売っても浸透しない。今回は、小泉の顔で戦う」

 小泉首相のあいさつを編集し、選挙カーからテープで繰り返し流してはどうか。特別顧問はそんな作戦も練る。「今の風を、帆を張ってつかむ。それしかない」

    ■

 郵政関連法案への「造反」。そして、「改革」のワンフレーズとともに吹き荒れる風――。

 法案に反対し、自民の公認が得られない小泉龍司氏が無所属で立候補する11区は、その象徴的な舞台になりつつある。

 衆院が解散した8日、同党の県選出国会議員が議員会館に集まった。小泉氏は「自分は反自民ではなく、非自民だ。骨は拾ってほしい」と高揚した様子で話した。

 当初、同氏に対立候補を立てることに消極的だった県連も、次第に執行部の勢いに押し切られる。

 13日、県議の新井悦二氏が党本部に呼ばれた。幹事長室に入ると、小泉首相がいきなり両手で握手してきた。「私と一緒に改革をしてほしい」。数時間後、新井氏は事実上の出馬会見を開いた。

 実兄の新井家光・深谷市長はその後、選挙区の市町村長のもとを行脚し、支援を求めている。

 「新井じゃない。小泉首相の名代(みょうだい)なんだ」。新井市長は口癖のように繰り返す。

    ■

 一方の小泉氏は14日、寄居町であった党11区支部の会議で頭を下げていた。会議では党本部への反発の声が相次いだ。

 ある県議が「党の処分を甘んじて受けよう」と切り出して「自主投票」をほのめかすと、異論は出なかった。約1時間に及んだ議論を、小泉氏は「きずなを確認できた」と締めくくった。

 小泉氏は今、ミニ集会を開いたり、郵政民営化についての考えをまとめた資料を支持者らに配ったりしている。

 自民県連は19日、役員会を開いた。大野松茂県連会長は記者団に、小泉氏を支援した場合の処分の可能性を示唆した。しかし、会議では11区に触れなかった、という。

 ある県連幹部は漏らす。「(小泉氏を)粛々とやるならいいじゃない。支部に口は出せない。難しいんだ」

 自ら起こした「風」が今、つむじ風になって足下に吹く。

    ◇

 30日の公示を前に、衆院選の構図がはっきりしてきた。各党、各陣営の現状と戦略を3回にわたって追う。


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