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【徳島】

「阿波」の友、真っ二つ 分裂おさめた功労者 2区

2005年08月24日

 20日夜、ちょうちんの下に盆踊りの輪が広がる安楽寺(徳島県上板町)に、濃紺の車が着いた。自民前職、七条明(54)が降りると、浴衣姿の客から「あら、おかえり」と声が飛ぶ。七条は「青天のへきれきです。党の命令で戻ってきました」と頭を下げた。

 地元での選挙戦は中選挙区時代以来、12年ぶりとなる。

 徳島の自民党は、三木武夫派と後藤田正晴派が県政の主導権をめぐって争った「阿波戦争」で知られる。今、新たな保守分裂に揺れる。郵政民営化法案に反対した徳島2区の前職、山口俊一(55)のもとに送り込まれたのが、比例四国ブロックなどから立候補してきた七条だ。

 15日、党本部に呼ばれた七条は、武部勤幹事長ら党執行部から山口の対立候補として出馬を言い渡された。吉野川下流域の上板町出身。同町を含む徳島2区には山口の出身地の池田町もある。

 七条が地元入りしたころ、山口は徳島市内のホテルであった出身大学のOB会で言った。

 「七条さんとは長年の同志。背後から矢が飛んできた思いだ」

 皮肉にも2人は、阿波戦争を終結に導いた盟友同士でもある。

   □

 24年前、ともに県議の時代。七条は三木派、山口は後藤田派だった。

 42人の県議で戦後生まれは2人だけ。「政争を続けていては公共事業も企業誘致も立ち遅れる」と、1歳しか年の違わない2人はひそかに意気投合した。81年当時、同県の道路整備率は約18%で全国44位。有効求人倍率は全国下位だった。

 83年、私的勉強会「翔の会」を結成。ベテラン議員を説得し、4年後、11年ぶりに自民会派の統一に結びつけた。

 その後、山口は90年の衆院選、七条は93年の衆院選でともに国政に進出した。「あの2人は政争劇の火消し役に徹することで階段を駆け上がった」とある県議は言う。

 「国政、県政に貢献した山口、七条両氏とも当選させる」。七条が出馬表明した翌日の8月17日、自民党徳島県連はそう決定した。山口は四国でただ1人の造反組。その「刺客」七条が比例四国ブロックの名簿上位に載る可能性が高いと踏み、山口を当選させ、七条を比例で復活当選させるシナリオだ。

 同県連の吉田忠志幹事長は「党本部の方針に反しても、今は阿波戦争の再来を防ぐことが県益だ」と断言した。

   □

 前回、山口の得票数は7万2116票で、次点の民主前職の高井美穂(33)=同ブロックで復活当選=との差は約9600票だった。県連の描くダブル当選は、保守票が分裂すれば民主に議席を奪われかねない危険な賭けでもある。

 その高井も、「徳島の政争がどれだけエネルギッシュなのかは過去の歴史が証明している。両氏の票の奪い合いの中、存在感が薄れる可能性もある」と油断しない。

 山口は郵政族議員らでつくる郵政事業懇話会の事務局長。七条は小泉内閣の内閣府副大臣。互いの国政の立場を背に、小泉政権は「盟友」を敵対関係に引き裂いた。

 今――。

 七条が集会で「心を鬼にして責任ある結果を出す」と言えば、山口も「相手候補になる以上、昨日と同じ関係ではいられない」と突き放す。

 七条は立候補表明直後、「敵意はない」と伝えようと、かけ慣れた山口の携帯電話に2度、電話をかけた。これまでは大抵すぐに出たが、つながらなかった。(敬称略)

   □

●徳島2区・予想される顔ぶれ

七条  明(54) 自前

高井 美穂(33) 民前

山本千代子(56) 共新

山口 俊一(55) 無前


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