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【山形】

争点と票の行方・2 農業 政治に寄りかかれず

2005年08月24日

 4年前の6月中旬、サクランボ収穫の真っただ中、寒河江市のサクランボ農家、土田隆志さん(57)はスーツ姿で東京を歩いた。販路の維持、拡大のためだ。

 「畑、大丈夫ですか」と青果会社に心配された。「大丈夫じゃねえっすけど、来ました」

 00年、市内に九つあった集荷場が二つに統合された。土田さんはその旗振り役の1人だった。統合後、市さくらんぼ部会長になった。言い出した自分が努力しないと、この統合は軌道に乗らないと、意を強くしての上京だった。

●農家も「改革」

 土田さんが営農する三泉地区のサクランボは、かねてから高品質とされる。他地域に比べ、1キロ200〜300円高く出荷される。自分も有機肥料だけで育てるなど品質には自負がある。

 地元の集荷場が他と合わさることで、三泉地区のブランド力が落ちやしないか、といった反対の声が当然のように上がった。

 「でも、量がまとまった方がコストも下がって売りやすい。効率の悪い小規模では市場から切り捨てられかねないんだ」。会議で説明を重ねた当時が思い出される。

 寒河江のサクランボは「アテにならない」といわれた時期があった。収量が安定せず、市場関係者から苦情が上がった。統合後、部会中心に生産指導に力を入れた。安定供給と均質化、市場集約が進んだ。サクランボ農家全体の利益につながった、と信じている。

 もともと自民党を支持している。今回はことのほか「改革」と声高に叫ぶ小泉首相の胸の内が分かる気がする。

 「いい格好をしたいなんてものではない。要は覚悟なんじゃないかな。農家も『改革』してんだから」

 最近、後継者問題など、高校を出て就農した当時からいわれた問題がより深刻になったと感じる。農政の「質」が変わらざるを得ないとも思う。

 「政治に何でも頼んで寄りかかるだけではいけない。自分たちで積み上げていくものがないと」

●今のままでも

 「投票の結果が米の値段を大きく左右する時代でもない。正直に言うと自分たちの世代は政治に関心を示しにくい」

 こう明かすのは同市内の若手とされる米と果樹の複合経営農家(41)。

 「会社員のように安定した収入を得られるようになりたいな」

 同世代の集まりで耳を傾けると、こうした声が多い。収入が安定すれば担い手の育成につながる。田畑が荒れていく悲しい光景を見ずにすむ。

 これまでの農政に両手を挙げて賛成しているわけではない。「政策本位で投票する柔軟な頭はもっているつもりですが。やはり今のままの流れでいいとも思うし……」

 農政はどうあるべきなのか。そして政治に何を期待すべきなのか。明確な意思をまだもてないでいる。


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