アサヒ・コム 2005総選挙 このサイトの使い方へ 検索へジャンプ メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

朝日新聞社からアスパラクラブクラブA&A携帯サービスWeb朝日新聞サイトマップ文字拡大・音声

社会   スポーツ   ビジネス   暮らし   政治   国際    文化・芸能    ENGLISH   マイタウン

天気住まい就職・転職BOOK健康愛車教育サイエンスデジタルトラベル囲碁将棋社説コラムショッピングbe

ここから本文エリア現在位置asahi.comトップ  >  2005総選挙 >  地方ニュース >  山形記事
【山形】

総選挙「背水の陣」 各陣営、譲れぬ事情

2005年08月28日

 「新党」も「刺客」もない山形だが、総選挙はその分、自民党と野党とが正面からぶつかる力比べだ。自民が1つでも落とせば後退、2つ取りこぼせば民主躍進につながる。想定外の8月解散―総選挙。「負けられない」事情を抱えた陣営をみた。

 ◇傷癒えず

 自民が分裂、民主は敗北。1月の知事選では両党とも傷ついた。

 あれから7カ月。県内ではまだ、傷が癒えたとはいえないなか、小泉首相がためらいなく「郵政解散」に打って出た。

 とりわけ民主党県連の鹿野道彦会長が知事選で受けた痛手は大きい。

 高齢多選に目をつむり高橋和雄前知事を支援。だが衆院2、3区内では高橋氏が勝ったものの、山形市など1区では惨敗し、逆転を許した。

 自民党の遠藤利明氏は47歳の斎藤弘知事と組んだ。03年の総選挙で初めて鹿野氏に勝った遠藤氏は勢いに乗っている。

 23日、遠藤陣営幹部が会合でげきを飛ばした。「相手はステルス作戦だ。動きが見えない。対策がとりにくいが、油断するな」

 だが、それを伝え聞いた鹿野氏の陣営は「動けてないから、見えないんだよ」

 高橋前知事と吉村和夫前山形市長。鹿野氏の「盟友」と言われ、鹿野氏の連続当選を支えてきた2人だ。

 だが高橋氏は引退。吉村氏は亡くなった。前回比例区復活で何とか10選を果たした鹿野氏にも、世代交代の波はひたひたと押し寄せる。

 全国的な「小泉劇場」騒ぎで、民主には埋没しかねない危機感もある。鹿野氏が「背水の陣」を乗り切るには、風向きの変化が必要だ。

 新風は昨年の参院選。38歳の舟山康江氏が善戦し、無党派層の多い山形市では自民現職の得票を上回った。キーワードは「若さ」と女性。鹿野氏は舟山氏をくどき、選対本部長に迎えた。

 共産党は31歳の石川渉氏を立ててのぞむ。

 ◇関係修復

 自民党の加藤紘一氏は斎藤知事を誕生させ、久々に存在感を示した。党県連会長にも座り、地方でも中央でも「復権」をうかがう。

 「知事選が終わったら今まで通り、加藤先生をしっかりやりますよ」

 今年1月。高橋前知事の選対本部長を務め、加藤氏とたもとを分かった松浦安雄県議は、地元櫛引町での演説会で加藤氏を批判した後、記者団にそう語った。

 だが、加藤氏は水に流してはいない。

 3月、鶴岡市であった加藤後援会の会合。松浦氏は出席を拒まれた。以来、後援会からの案内状は届かなくなっている。

 近づく合併後の鶴岡市長選をめぐっても「しこり」はうかがえた。

 富塚陽一・鶴岡市長も知事選では高橋氏を支援した。富塚氏は74歳で5選をめざす。高齢多選の高橋氏に「だめ」と言った加藤氏から、同じように不評を買っては厳しくなる。

 ただ加藤氏の側にも弱みがある。3区でも新庄や酒田の周辺では知事選以来、反加藤感情がくすぶっている。「足元の鶴岡を固めないと、自身の選挙にはね返る」。鶴岡市議らの声を受け、加藤氏は5月末、富塚氏にようやくOKを出した。

 小泉首相の手法や外交政策に、加藤氏は危うさを感じてきた。自衛隊のイラク派遣では亀井静香氏らとともに「継続」に反対したこともある。

 郵政で造反した亀井氏に、ライブドアの堀江貴文社長をぶつけたことも「私が執行部だったら、しない」と批判。総選挙が小泉ペースで進むのを快くは思っていない。

 総選挙の後、小泉執行部に対し、加藤氏が発言力をもつには盤石の態勢で圧勝する必要がある。一方、比例区での復活にかける社民党の伊藤●一氏、共産党の佐藤雅之氏とも、「きしみ」のある加藤陣営なら崩せる余地はあるとみる。

 

 ◇まず釈明

 解散の引き金となった「郵政」も激戦に影を落としている。

 民営化法案採決の衆院本会議。自民党の遠藤武彦氏は、特定郵便局長らに気がねして「棄権するのでは」と見られていた。結局は賛成。解散後、地元に戻ると遠藤氏はまず釈明に回った。

 「本会議中も迷っている人がいた」。採決の様子を伝え、「山崎拓前副総裁らからの電話で、解散を避けようと……」。

 2区の自民党支部大会への出席案内状にも苦しい胸中がのぞく。「いずれは民営化されるであろう。白票(賛成)はやむを得ない」

 民主党の近藤洋介氏とは前回、接戦で、今回は一騎打ち。候補者を立てない共産票は近藤氏に流れるかもしれない。

 遠藤陣営としては、これまでなら自民支持だった特定郵便局長OBらの組織票を、つなぎ留めておきたいのが本音だ。

 ただ、小泉執行部の民営化への決意は固く、公明党もぴったりついてきた。遠藤氏の秘書は「『棄権しなくて良かったね』とみんなに言われます」。いまは「変節」と思われようと、民営化を唱えて勝つしかない。

 一方の近藤氏は「解散ありうべし」と動いてきた。郵政よりも年金や教育などを争点に掲げる。父親の鉄雄氏は労相を務めた元自民党衆院議員。近藤氏が民営化に反対票を投じたことで、特定郵便局長OBらが近藤氏に乗っても不思議はない。

※●は金へんに斧 


ここから検索メニュー

検索 使い方

検索メニュー終わり

選挙速報は携帯でも

»詳しくはこちらから

Flash

カギを握る4つの数字

総選挙後の国会勢力

総選挙の構図

郵政反対の自民前職
がいる選挙区の構図

党首の訴え

7党首の演説・記者
会見の内容は

マニフェスト

年表

郵政民営化Q&A

選挙CD-ROM商品

▲このページのトップに戻る

asahi.comトップ社会スポーツビジネス暮らし政治国際文化・芸能ENGLISHマイタウン

ニュースの詳細は朝日新聞紙面で。» インターネットで購読申し込み
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 朝日新聞社から | サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク| 広告掲載 | お問い合わせ・ヘルプ |
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.