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〈修復の行方:番外〉佐藤ゆかり衆議院議員インタビュー

2007年07月04日

 エコノミストから転身し、05年衆院選の比例東海ブロックで復活当選した佐藤ゆかり氏(45)=自民=は、「小泉チルドレン」の1人として公私に注目を浴びてきた。しかし、衆院選岐阜1区で争った野田聖子氏(46)が復党し、「次の1区」の公認問題は不透明なままだ。参院選を経て党の事情は変わるのか。現在の心境とともに聞いた。

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インタビューに答える佐藤ゆかり氏=岐阜市の事務所で

 ――参院選は自民党にとって、厳しい選挙になりそうだ。

 「年金問題は避けて通れない。建設的議論をすべきだ。国会で社会保険庁改革法が通った。安倍総理のリーダーシップの下で迅速な問題解決に向けた決意を、この選挙戦でしっかりと示したい」

 ――安倍内閣の支持率が低下している。与党は過半数割れの可能性もある。

 「今は言う時期ではない。全力を尽くすだけ。党本部からは衆参同時選挙の思いで戦えと言われている」

 ――自民党が推薦を出した藤井孝男氏は郵政造反組。政策面で相いれないのでは。

 「(郵政選挙の)政局による意見の違いはあったが、藤井氏が非改革派だとは思っていない。参院の向こう6年間の任期中には、憲法改正、道州制、教育再生など50年、100年に一度の大改革がある。国政に戻って活躍していただきたい」

 ――小泉前首相の「刺客」として岐阜にきた。当初は四面楚歌(しめんそか)だったのでは。

 「最初、議員はしがらみもあって、応援してくれたのは県議1人、市議2人だけだった。ただ、一般の有権者には非常に優しくしてもらった」

 「鳴かない鳥を殺すのではなく、鳴くまで待とうと言った家康に共感する。せっかちになっても人の心は変わらない」

 ――「改革」を期待する有権者は多いか。

 「支援者回りをしていると、玄関先に小泉前首相のポスターをはっている家庭はいまだに多い。静かだが着実に、改革を期待する小泉フィーバーは残っている。後援会の組織は拡大している。最近は、よりきめこまやかな校区単位で組織ができつつある」

 ――岐阜1区の公認問題について。

 「自民党の支持基盤は高齢化しているが、私は無党派層や若者の票を担っている。衆院選の時、『佐藤さんが自民党から出るとは、自民党は変わった』というメールが全国から来た。そういう人を離さないためにも、岐阜1区の処遇を間違えると、大変なことになる」

 「会社でも取引関係や雇用の決めごとがある。政治の世界だからルールなしで何でもありでは、民意はついてこない」

 ――佐藤氏は東京や愛知に国替えするという憶測も一時期あった。

 「政治家の声がかかった時、エコノミストとしての評価も広がり、早稲田大学の専任教授としての招きもあった。しかし、私が国に、岐阜に、仕える気持ちはこれらをすべて上回った。背水の陣だ」

 ――1区問題を早く決着して欲しいという声は多い。

 「早期決着に越したことはない」

 ――衆院議員になって2年近くがたち、岐阜への思いは強まったか。

 「岐阜は投資銀行時代、出張で数度来ただけだった。今は毎週末、岐阜に戻ってきている。長良川の河原など、好きな場所もできた。岐阜の暑い夏に宣伝カーで市内を回らないと、一皮むけた気分にならなくなった。街頭演説には100人くらい来てくれる。毎週末の定例にしては多い方ではないか」

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