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3氏、公約訴え街へ

2007年07月13日

 参院選が12日公示され、17日間の選挙戦が始まった。岐阜選挙区(改選数2)では3人が立候補を届け出た。トップ当選を狙う自民、公明推薦の無所属元職と民主現職に、共産新顔が挑む構図だ。3候補は降りしきる雨の中、集まった支援者に向け声を振り絞り、宙に浮いた年金や憲法改正、生活格差など様々な争点を取り上げ、自らの主張を展開した。第一声を終えると、29日の投開票日に向け、軽やかに街に飛び出した。

 ■加藤隆雄候補(58)共新

 加藤隆雄氏は、岐阜市真砂町6丁目の選挙事務所前で、「ストップ貧困、憲法9条を守る」と第一声を切り出した。本降りになった雨の中、集まった約100人の支持者や党関係者から、「がんばろう」と声援があがった。

 加藤氏は与党や民主党との違いを強調。まず年金問題に触れ、「消えた年金問題で、1人も犠牲者、被害者を出してはならない。国の責任で、年金の記録を1億人すべての受給者加入者に知らせるなど具体的な日本共産党の提案が、現実の日本の政治を動かし始めている」と主張した。

 また、「医療難民、介護難民、ネットカフェ難民など、経済大国日本において『難民』と呼ばれる人がこれだけ広がるのは、政治が弱い人々を傷つける先頭に立っているから」として、「地方の声を、国会へまっすぐ届けます」と演説を締めくくった。

 加藤氏はこの後、駆けつけた党副委員長の石井郁子衆院議員の応援演説を受けながら、岐阜市内のハローワーク前や名鉄岐阜駅と、多治見市内で遊説した。

 ■平田健二候補(63)民現

 平田健二氏は、岐阜市神田町6丁目の事務所前で支持者ら約500人と出陣式に臨んだ。「与野党逆転のための先兵として、何が何でも勝ち抜きたい」と第一声。「安倍政権の企業優先、成長優先の政治を続けさせるのか。生活重視で国民の安心・安全を取り戻す」と決意を述べた。

 まず年金問題に触れて「年金の記録が消えて、もらえない。国民はどこに怒りを持っていけばいいのか。『消えた年金』を解消しなければならない」。また、赤城農水相の事務所費について「疑惑がいっぱいある」と批判。「与野党問わず、1円から領収書を付けて公表する」と述べた。

 選対本部長の園田康博衆院議員は「民主党が第一党に躍り出て、政権交代へと結びつける足がかりが、選挙を通じて実現する」とげきを飛ばした。

 平田氏は、半袖シャツにネクタイなしの軽装。事務所がある円徳寺の鐘をうって必勝を願い、選挙カーに乗り込んだ。この後、岐阜市役所前などで演説し、午後は大垣市と各務原市の事務所で出陣式を行った。

 ■藤井孝男候補(64)無元

 藤井孝男氏は、岐阜市藪田南1丁目の選挙事務所前で、約1200人を前に第一声。「郵政造反組」として戦った05年衆院選を振り返り「この壇上に立たせていただくこと自体が感激」と第一声をあげた。

 衆院選では郵政より年金・社会保障制度の抜本的改革の必要を訴えたことに触れ、宙に浮いた年金問題について「国民に正しい的確な情報を提供し、公正な管理システムを構築する。必ずやり遂げる」と訴えた。

 選対本部長の金子一義衆院議員は、年金問題での政府の対策を説明し「逃げない自民党なんだと説明していけば、わかってもらえる」とあいさつ。猫田孝・選対委員長は「(自民党は)選挙区ではほとんど互角。負けている選挙区もある。比例区は全体で、少し負けている」と述べ、「どうしても岐阜で1位をとらないとならない。死にものぐるいで応援していただきたい」と訴えた。

 藤井氏はこの後、大垣市でも出陣式を開いたほか、岐阜市や可児市の目抜き通りなど3カ所で街頭演説をした。

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