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呼び込め無党派票 3陣営 PRに独自色

2007年07月26日

 29日の参院選投開票に向け、岐阜選挙区(改選数2)の3陣営は有権者へのPRに懸命だ。勝敗の鍵をにぎるのは無党派層とも言われるだけに、各陣営のそれぞれの工夫を探った。

■短冊に願いを

 共産新顔の加藤隆雄氏(58)の選挙事務所には、色とりどりの短冊が壁に並ぶ。7月の七夕にちなんで「新日本婦人の会岐阜支部」の有志が贈った。

 長丁場の選挙戦で枯れないように、生竹の代わりに竹のイラストに短冊を28本つけた。

 「病気になっても安心して暮らせる医療を」「介護する人が安心できる社会に」「若者に生活できる賃金を」……。短冊には、支援者たちの願いが記されている。「どれも身近で切実です」と同会事務局長の宇留野理恵さん(45)。

 選挙が近づいても、宇留野さんのママ友たちは「どの政党に入れても、たいした違いはなさそう」と関心が薄かったというが、「選挙と今の暮らしはつながっている」と宇留野さん。

 長男の小学校のPTA活動を通じて、学校には先生も、備品にかけるお金も足りないと感じていた。「争点を、分かりやすい言葉で伝えたい」。宇留野さんは、教育予算が増えるようにと願いをつづった。

■街頭にボード

 「国の100年安心年金。あなたは?」

 選挙終盤の週末。午後の柳ケ瀬商店街で、民主現職の平田健二氏(63)の運動員がボードを広げた。通りすがりの買い物客が次々と印を付け、20分弱で「安心」に1、「不安」に79のマークが付いた。

 平田氏は「安心が一つ、不安がたくさん。これが岐阜市民の気持ち。みんなで年金を変えましょう」と路上で訴えた。

 今回の大きな争点でもある年金に、陣営は工夫を凝らす。

 6月中旬、党県連は平田氏の事務所の前に「年金目安箱」を置いた。隣には「世の中にはびこる理不尽な行いに不平や不満、不安を感じていると思います。皆様の声を拝聴いたします」とのメッセージも。

 各地の事務所や電子メールなどで受け付け、23日までに1453通の投書があった。89%が「今の年金制度に不満」と答えた。党県連の園田康博代表は反応の多さに驚きつつ、「国民のやり場のない不満の受け皿になれた」と話す。

■白いシャツで

 無所属元職の藤井孝男氏(64)=自民、公明推薦=の陣営では、30〜40代のボランティアが中心の勝手連「300%委員会」が奮闘している。

 名前の由来は、藤井氏のキャッチフレーズ「充電300%」。選挙事務所が入るビルの1室を「部室」と名付け、そろいの白いポロシャツを着たメンバーが常駐。約200人が、事務所の受付や演説会でのビラ配りなどを引き受けている。

 「藤井候補に少しでも気持ちよく戦ってもらえれば」と栗山貴稔委員長(52)。「勝手連として無党派層の若者を引きつけるイベントをやりたい。ただ、この逆風の中でなかなか難しい」と、もどかしさも口にした。

 選挙戦が始まってから、「Team600%」と書かれたエプロンを着た女性も事務所に現れた。後援会女性部の有志が「自分たちも負けられない」と、そろいのエプロンを作った。八百津町の纐纈重子さん(65)は「若い人が300なら、私らはその倍。あと数日。必死です」と話していた。

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