選挙は朝日で 2007参議院選挙 アサヒ・コム

ここから本文エリア

現在位置:asahi.com2007参院選地方ニュース岐阜> 記事

年金・改憲…1票誰に 3氏訴え 最後まで

2007年07月28日

 参院選は29日に投開票される。宙に浮いた年金問題に最大の関心が集まるが、税制改革、政治と金、改憲問題など、任期6年間の国政上の課題は数多い。より良い暮らしのために、1票を誰に託すか。岐阜選挙区(改選数2)に立候補した3人は、県内を駆け回り、最後の訴えに懸命だ。

 共産新顔の加藤隆雄氏(58)は、公示後に16回の個人演説会を開催、各地の地方議員と街頭演説をしながら、支持を訴えている。

 多治見市議を5期務めた後、00年から衆院選に3回立候補。参院選も3度目の挑戦となり、「地方議員の経験を生かして、国会に市民の声をまっすぐ届ける」と話す。

 5万円からの最低保障年金導入や消費税の増税反対など、生活に密着した問題をアピール。道路特定財源の見直しなど、税制改革も訴える。

 憲法問題も大きな争点と位置づけ、改憲に反対する。「自民党、公明党は、戦争をしないと決めた憲法9条を変えようとしている」と批判。共産党の大須賀志津香県議は「県内で護憲の『9条の会』が広がるなど、市民の関心が高まっている」と支持拡大を期待する。

 比例票獲得も大きな目標だ。選挙期間中、政党カーが9日間県内入り。自民党の3日、民主党の0日などに比べ際立った。比例区の重点候補、井上哲士候補(49)も県内で演説。加藤氏も繰り返し「比例区は日本共産党へ」と訴えている。

 民主現職の平田健二氏(63)は、公示後に16回の演説会を開催、早朝は駅前で通勤客らにビラを配った。週末は都市部のショッピングセンターや商店街を回り、知名度アップを図った。

 ゼンセン同盟県支部長だった95年に初当選。01年に再選された後、党参院国対委員長を務めた。連合岐阜の全面的な支援で、3選を目指す。

 前回、同党候補は自民党候補に約7000票まで迫る2位当選。年金問題や閣僚の失言で与党批判が強まる中、平田氏は「トップ当選し、政権交代の足がかりに」と訴える。

 無党派層の動向が鍵を握るとみて、党県連は「年金目安箱」を各地の事務所に置きアピール。女性の支持拡大のため選挙期間に「女性と年金を考えるシンポジウム」を連合岐阜が主催、円より子党副代表を招いた。

 園田康博県連代表は「投票率さえ伸びれば風が吹く」と期待。期日前投票は投票4日前までに前回の1.6倍に上ったが、支援労組の幹部は「いつも投票する人が前倒ししただけ。投票率の底上げにつながるか」と、引き締めを図る。

 無所属元職の藤井孝男氏(64)=自民、公明推薦=は公示後、25回の演説会を開催、街頭演説は100回以上を数えた。

宙に浮いた年金問題では「国民の信頼はズタズタになった。怒るのは当然」と、社会保険庁を批判。一方で「政争の具にしてはいけない」と、党派を超えた建設的議論の必要を訴えてきた。

 無所属だが、衆参あわせて7期の間に運輸相など要職を務め、谷垣禎一前財務相や甘利明経産相らが応援に駆けつけた。

 26日の大垣市の集会には、公明党の比例区候補、魚住裕一郎氏も出席。自公の選挙協力で票の積み上げを狙う。

 05年総選挙で「郵政」を巡り分裂した自民党県連は、今回の参院選をねじれ解消の大きな一歩と位置づける。「立派な成績で藤井氏の国政復帰の花道を飾ろう」と、有効票の過半数を目標に掲げる。地元の衆院4区では知名度の高さを誇り、同区以外での票の伸びが鍵。県連幹部は「全国的な逆風だけでなく、市町村合併による議員減の影響もある」と危機感を募らせ、最後の追い込みにかける。

このページのトップに戻る