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〈選挙の風景〉旗専門店

2007年07月14日

 京急黄金町駅と横浜市営地下鉄阪東橋駅の間の商店街。選挙前になると、候補者や陣営の関係者らが訪れる「老舗(しにせ)」がある。自民党の故藤山愛一郎・元外相や故小此木彦三郎・元通産相といった大物政治家も御用達だった創業81年の旗専門店「根岸の旗や」だ。

 選挙戦には欠かせないのぼりやたすきを、選挙になると多くの候補がこの店で頼む。今回の参院選でも、複数の候補から注文を受けて納めた。

 「自分の店ののぼりを立てた候補の演説に出くわすと、つい避けてしまうんだ」。13日、マンション1階にある店を訪ねると、4代目の水島哲夫さん(52)は、そう言った。候補に握手を求められ、ほかの陣営に見られでもしたら、「旗屋はあっちに肩入れしてるんじゃないかって疑われかねないからね」。

 最近の選挙で、水島さんは気づくことがある。多くの候補が商店街を練り歩く。道行く買い物客や商店主らに握手を求める。でも、候補が口に出すのは「お願いします」という言葉だけ。「もっと自分の政策をしゃべればいいのに」

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