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あと1週間、訴え熱く

2007年07月23日

 29日の投開票まで、あと1週間。選挙終盤に向け、参院選の主な候補者たちはいま、有権者に向けて街頭演説で何を訴えているのか。選挙戦最後の日曜日となった22日、主な候補者ごとに1カ所の演説を選び、訴えの中身をみてみた。(届け出順。年齢は投票日現在。)

■女性の自立呼びかける 斉藤 さちこ氏(39)国新

 

 3分の1を、この選挙で訴えている「なでしこ革命」にあてた。

 「なでしこ革命は、経済的、精神的、社会的に女性が自立し、女性が楽しい社会をつくっていく方法。人口の半分は女性。女性が自立し、パワーをもっともっと生かせば、経済社会がよくなるのではないか。メーキャップで顔全体が変わってしまうように、女性の意識が変わるだけで、この社会が変わる」

 次いで、時間を割いたのは「年金問題」。自身も半年間の記録漏れ期間があったと強調したうえで、「どれだけ納めたら、どれだけもらえるのかが分かるような改革をすべきだ。全国会議員が力を合わせ、タッグを組んで解決する問題。解決することが一番大事」。

■自らの政治姿勢前面に 和田 茂氏(52)社新

 「大きな組織や宗教団体に依拠せず、業界団体の支援も受けず、市民一人ひとりの支援を頼りに声を国政につなげる候補者でありたい」

 政策の訴えよりも、自分の「政治姿勢」のアピールに大半の時間を割いた。

 「買い物するとき、ブランドやパッケージで判断せず、本当に役に立つかどうか、中を確かめて買うのがふつうだ。しっかり日本の将来を考え、情熱を持って政治に取り組む候補者に投票を」と呼びかけた。

 最後に「政策としては二つある」と述べ、「平和憲法をしっかり守る。とりわけ、9条を変えさせない」「いまの社会は格差が生じているので、その問題に取り組みたい」と訴えた。

■まんべんなく政策主張 畑野 君枝氏(50)共前

 年金、税、雇用、福祉、平和、憲法と、各分野まんべんなく、党が掲げる政策を主張した。

 福祉政策では「格差が広がったのは福祉が削られたから」と述べ、子どもの医療費無料化や国民健康保険料の引き下げなどを提案。

 また、働く人の雇用の不安定さが暮らしを圧迫している一因と指摘し、「最低賃金を時給1000円以上に引き上げたい」と述べた。

 年金の記録漏れ問題では「歴代の政権の責任」とし、安心できる最低保障年金制度の実現を訴えた。

 平和と憲法については「選ばれる参院議員は、3年後に憲法を変えるかどうか決める議員になる。平和の願いを託して欲しい」と訴えた。

■「政治とカネ」繰り返す 水戸 将史氏(45)民新

 ショッピング街でスタッフや支持者らとともに選挙ビラを配りながら、名前を連呼して歩く合間の短い演説を繰り返した。最も強調したのは「政治とカネ」だった。

 「いまの政府は、私たちの生活に直結するお金の取り扱い方、使い道についての説明をまったくしておらず、政治とカネの問題はとても不透明」

 個別の政治家の名指しはしなかったが、安倍政権の対応を批判した。そのうえで、民主への支持をこう訴えた。

 「圧倒的多数を占める与党は強行採決を繰り返し、政府をチェックすることができない。この選挙で与野党逆転を果たすことが、国会を正常な姿に戻すことにつながる」

 年金問題については触れなかった。

■災害への対応アピール 松 あきら氏(59)公現

 冒頭に触れたのは、16日に起きた新潟県中越沖地震。「国を挙げて、あらゆる手段で一日も早いライフラインの復旧に全力を挙げている」と政府・与党の対応をアピールしたうえで、こう訴えた。

 「神奈川でも、いつ東海地震に見舞われるか分からない。災害時に活躍するハイパーレスキュー隊の整備、県内全部の学校や病院、幹線道路沿いのビルの100%耐震化を約束させていただく」

 年金の記録漏れ問題では「社会保険庁を解体する法律をつくるなど、ただちに手を打った。1人の漏れもなく確実にお支払いする」と理解を求めた。中小企業・商店街の活性化策、子育て支援策など「公約」の説明にも時間を割いた。

■「子育て支援策」に力点 牧山 弘恵氏(42)民新

 横浜ワールドポーターズ近くでの演説。親子連れが目立つ場所を意識してか、「子育て支援」を最も強調した。

 「多くの女性、男性が子どもを持つことに経済的不安を感じている。私は出産にかかる自己負担をなくす。月2万6000円の子ども手当を中学卒業まで支給する。出産後も仕事を続けられるよう、幼児保育、延長保育といった保育所の充実、待機児童ゼロをめざす」

 「ここに(自分の)子どもたちも来ている」と、「働く母親」であることをアピールした。

 政策で、もうひとつ触れたのが「食の安全」。「私たち消費者が厳しくチェックしなければならない」

 年金問題については触れなかった。

■実績を強調し党をPR 小林 温氏(43)自現

 「若手改革派。43歳。松下政経塾出身」。具体的な政策を持ち出すより、名前を連呼しての自己PRが目立った。

 「6年間、実直に改革を継続してきた。6年間信託していただければ、よりパワーアップして国家のためにこの身を完全燃焼させる覚悟だ」。現職としての実績を強調した。党のPRにも時間をかなり割いた。

 「国民のみなさんが自民党に大きな怒りを感じていることは反省する」としながらも、「自民党にもう一度、きっかけを与えて欲しい。改革を続けさせて欲しい。安定し、着実な政権運営を自民党に担わせて欲しい。新しい自民党をつくる。安倍首相とともに新しい国造りを進める」と強調した。

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