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序盤から「大物」続々 激戦反映し各党が力

2007年07月15日

 自民か、民主か、共産か。改選される1議席をめぐって3人の新顔が競り合う参院選の奈良選挙区。激戦を反映して、12日の公示以降、党首級の“大物”が続々と来県し、序盤から選挙ムードを盛り上げている。

 台風4号の影響で県内でも風雨が激しくなった14日午後、自民の安倍晋三総裁(首相)が来県。近鉄奈良駅前で松井正剛候補と演説し、約4700人が集まった。

 連立を組む公明と合同の演説会で、街宣車の上には公明の浜四津敏子代表代行も立った。安倍首相は「自民、公明に力を与えて」と訴え、浜四津氏も「選挙区は松井」と協力をアピールした。

 演説後、愛知県への移動のため近鉄奈良駅に入った安倍首相の周囲には人垣ができ、あちこちで「安倍さーん」と声援が飛んだ。陣営では大物の知名度で無党派層の取り込みを狙っており、中盤にも麻生太郎外相らが応援に入る予定。

 共産の志位和夫委員長も13日に早々に県内入り。「公示後では東京、大阪に次いで全国で3番目の異例の早さ」(陣営)だった。会見では、「奈良は今春の統一地方選で党の躍進が著しい。がっぷり四つで戦い、勝利を目指したい」と意欲をみせた。

 中村篤子候補とともに同日、近鉄奈良駅前で開いた演説には支持者ら約2500人が集まった。志位氏は新たな争点として消費税を取り上げ、「安倍首相は消費税についてあいまいにせず、参院選で事前に国民の審判を仰ぐべきだ」と訴え、陣営幹部は「聴衆の中には若い人も多かった」と手応えを強調した。

 民主は12日に鳩山由紀夫幹事長が中村哲治候補とともに奈良市と生駒市で街頭演説。このうち近鉄生駒駅前には約300人が集まった。14日には前原誠司前代表も生駒市、三郷町、平群町を巡った。前原氏は「年金保険料や税金を役所が使い放題にしたため、住民税増税など、皆さんにしわ寄せがきている。間違った政治を止めるため、1人区で勝たなければならない」と訴えた。

 早々と党本部から大物が来県するのは「激戦だが、勝算のある1人区だだから」と民主陣営。陣営幹部は「大物が来ると街頭看板など告知の効果もあって普段の10倍近くの人が足を止めてくれる」と期待を示した。

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