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開票速度・効率トップは… 朝日・早大、参院選共同調査

2007年08月10日

 朝日新聞と早稲田大学マニフェスト研究所(北川正恭所長)は、参院選の開票状況を共同で調べた。全1827市区町村を迅速化と効率面で比較したのは初めて。選挙区の票数が10万を超す市区では、群馬県高崎市の2時間5分が最も速く、開票の効率は、全自治体の中で群馬県みどり市(旧笠懸、大間々町など)が最も良い、といった実態がわかった。

 各市区町村の開票時間と開票作業をした人(開票従事者)の数を、都道府県選管や市区町村から取材し、開票にかかった時間や開票従事者の1分あたりの処理量を割り出した。

 その結果、所要時間は55分(東京都御蔵島村)〜10時間15分(同葛飾区)、従事者は3人(同利島村)〜999人(神奈川県相模原市)に及ぶことがわかった。

 速さでは、800近い市の中で長野県小諸市が最速だった。従事者を3年前の171人から95人に減らしながら、時間をほぼ半減させた。人件費だけで40万円以上減らせたという。2位以下には広島県三次市、長野県駒ケ根市などが続く。

 10万票以上の市区では高崎市が2位の東京都府中市に1時間以上の差をつけた。市選管事務局によると、「合併の余波もあって、開票所が市内8カ所にあり、それぞれが競い合うような雰囲気があった」という。

 県庁所在市・政令指定市では、新潟市(3時間29分)が最も速かった。この春の統一地方選で集計ミスをしたため、事前に模擬訓練をして臨んだ成果だった。

 効率は、開票従事者が1分間に処理した票数で割り出した。トップのみどり市は、48人で4万余票を3時間弱でさばいた。市選管の斎藤幸雄書記は「1週間前の知事選がリハーサルになった」と振り返る。

 同研究所は「コンマ1秒の節約」と題して、全国的に開票作業の効率化を呼びかけている。迅速化のための工夫が行政全般の見直しにつながることが期待され、統一地方選を機に各地に広がったが、実情はあまり知られていなかった。

 北川所長は「これで初めて全国的な比較が可能になった。見比べることで、住民の行政への関心が高まり、前例踏襲や縦割りの役所仕事のあり方を変えるきっかけになればいい」と話している。

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