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小嶺氏、久間前防衛相の応援100%お断り

2007年07月15日

 長崎選挙区に立候補した自民党の小嶺忠敏候補(62)が14日、公示後初めて久間章生前防衛相(66)の選挙区、長崎2区の西海市を遊説した。選挙戦初の週末で、本来なら同行して支持を呼び掛けるはずの久間氏の姿はなかった。小嶺氏の陣営幹部は、選挙期間中に久間氏が応援に入ることは「100%ない」と断言。原爆投下は「しょうがない」との発言を蒸し返されることを強く警戒している。

 小嶺氏を担ぎ出し、出馬表明の会見に同席した久間氏に参院選の出番はなさそうだ。小嶺氏の選対本部の浦瀬清七郎事務局長(86)は長崎市内の事務所で「今、久間氏が長崎に帰ってこられると、あの発言が思い出されることになる。ご本人は戻ってきて『おわびに回りたい』という意向があるとも聞いたが、選挙期間中に戻られることはない。応援に入ることも100%ない」と話した。自民党関係者によると、あの発言以来、長崎県内に入っていないという。

 小嶺氏はこの日、台風4号の接近で強風が吹き付ける中、久間氏の選挙区・西海市などを遊説した。浦瀬事務局長は「公示後初めて久間氏の選挙区を回るのだから、本来なら久間氏が付いて回っていただろうが、今の時点では候補者にも、ご本人にもそれはマイナスになる」とし、地元選出の県議会議員らが同行した。

 小嶺氏は演説で、久間氏の発言には直接触れないものの「父親は私が生まれる前に沖縄で戦死した。戦争はまっぴら。核兵器は廃絶しなければならない」などと話している。よほど、あの発言は蒸し返されたくないのだろう。本来なら目立つ場所に張られるはずの久間氏が書いた「ため書き」は、支持者らが頻繁に訪れる事務所の片隅に追いやられるように張られていた。

 事実上の一騎打ちともみられている民主党の大久保潔重(ゆきしげ)候補(41)は公示日の第一声で「原爆投下の発言は断じて許せない」と触れたが、陣営には「いつまで言っているんだ、と思われたくない」との思惑もあり、久間発言をことさら強調していない。この日、諫早市に応援に入った蓮舫参院議員(39)も「(久間発言には)あまり触れていません。長崎の方々にとって痛い話を、あえて言うことはないと思う」と話した。【桐越聡】

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