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民主・長妻氏、年金青空講座でアピール

2007年07月25日

 長妻氏は24日、自民、民主が大接戦を繰り広げる岡山に入った。「姫の虎退治」を掲げ、自民党の片山虎之助参院幹事長(71)と争う姫井由美子氏(48)の応援の傍ら、年金問題の解説を行った。12日の公示前から、「年金の話をして」と応援依頼が殺到。公示以降だけで東京、千葉、神奈川、埼玉、栃木、香川、徳島、新潟、福井などを回ったが、すべての要請には応えられない状態だ。

 「年金記録が消える致命的なミスが50年前から続いていながら、何の対策も取られなかった。調べるうちに、背筋が寒くなる思いでした」。長妻氏の演説が始まると、足を止めて聞く聴衆はじわじわ増える。まるで“青空年金講座”だ。終わると「追及してくれてありがとう」と握手を求められる。党の政権公約(マニフェスト)でうたった「年金通帳」のサンプルを配ると、あっという間にはける。有権者の高い関心をあらためて感じる瞬間だ。

 昨年6月、65歳以上の年金受給者の中で基礎年金番号に未統合記録が2300万件あることを国会で取り上げた。今年2月には、5000万件未統合の問題を追及。この動きが、参院選で自民党に逆風を吹かせる1つの発端となった。

 「2月に(衆院予算委で)安倍首相に、記録の緊急チェックを提言すると、首相は『不安をあおる危険性がある』と言った。でも、支持率が下がってくると手のひらを返したように(記録を)送る、と」。後手後手に回った政府の対応を批判すると、聴衆からは拍手が起きる。長妻氏は「年金というフィルターを通すと、今の政治が実によく見える。年金の問題はごまかせないのに、政府はごまかそうとしている。火の粉を振り払うための対策と見透かされているから、怒りが広がっている」と話す。

 最終日の28日は激戦区の東京を回る予定。「もし与党が勝てば、年金の問題は一件落着になってしまう」と、ミスターは警戒を強めている。【中山知子】

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