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「台所から政治変える」 沖縄参院補選、島尻氏訴え実る2007年04月23日00時16分 参院沖縄選挙区補選は与党側の島尻安伊子氏が当選を手にした。那覇市の島尻氏の事務所では、支持者から指笛や拍手が沸き、島尻氏は声を詰まらせながら「沖縄が子育て政策の先進県となるよう、国会で環境づくりに着手したい」と語った。
「富士山のてっぺんからふもとの針の穴に糸を通すようなこと」。島尻氏は自民、公明両党が自身を擁立したことを、こうたとえる。元は民主党の那覇市議。同郷意識の強い沖縄で仙台出身。そんな島尻氏に白羽の矢が立つのは異例だからだ。 93年、那覇出身の夫と神奈川から移り住んだ。民主党県連代表も務めた夫が、05年の衆院選で公認を得られず離党し、市議だった島尻氏も自民系会派に移った。そこへ参院補選が巡ってきた。 4人の子育ての真っ最中。島尻氏なら、従来の選挙で保守側が訴えた「経済」でも、革新側が唱えた「基地」でもなく、「暮らし」を軸に支持を得られるのでは。与党側はそう考えた。 選挙戦では「台所から政治を変える」と訴え、エプロン姿で練り歩いた。そして沖縄初の本土出身国会議員になった。 野党側の狩俣吉正氏は選挙戦で、基地問題よりも「格差をなくそう」と訴えた。落選が決まったあと、振り返った。「格差是正の訴えには反応が良かったが、福祉や雇用について重点的に説明する時間がなかった」
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