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〈臨戦 総選挙へ〉衆院解散、各陣営走り出す 小選挙区、14人立候補予定

2009年7月22日

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写真衆院の解散を伝える家電店のテレビ=松山市千舟町2丁目

 21日、衆議院が解散し、県内の立候補予定者も8月30日投開票の総選挙に向けて一斉に走り出した。県内の4小選挙区には今のところ、前職3人、新顔11人の計14人が立候補を予定している。県内の自民の幹部は「厳しい選挙になるが勝利に向けて戦う」、民主幹部は「政権交代の実現をめざす」と意気込みを見せた。

 総選挙への立候補を予定する自民前職の3人も総選挙に向けて動き出した。愛媛1区の塩崎恭久氏(58)はこの日午後3時半ごろ、空路で松山入り。報道陣に対し、「自民党は両院議員懇談会で生まれ変わった。一丸となって総選挙に取り組みたい」と語った。

 2区の村上誠一郎氏(57)は解散後、所属する自民党高村派の会合などに出席。23日までは都内でシンポジウム出席などの予定があるため、選挙区入りは24日になる見込みだ。4区の山本公一氏(61)は「党が両院議員懇談会などを通して一致団結して厳しい選挙を戦うことが確認できた。後顧の憂いなく、戦い抜く」と決意を語った。22日早朝に空路で帰郷し、宇和島市で準備を進める予定だ。

●主な政党は

 自民党県連幹事長の篠原実県議は「我が党の候補者4人全員の勝利に向けて全力で戦う。全員が勝つチャンスがある一方、全員負ける可能性もある厳しい選挙だ」と語った上で、「国民のうっ積した不満が政権与党に向けられている。麻生政権が取り組んだ景気対策の効果などを地道に訴えていく」と述べた。

 公明党県本部代表の笹岡博之県議は「連立政権で我が党が取り組んできた定額給付金の支給など実績を有権者に訴えていく」と抱負を述べた上で、「自民党は今後、一致団結している姿を見せてほしい」と注文をつけた。

 民主党県連幹事長の横山博幸県議は、この総選挙を「新しい国づくり選挙」と位置づけ、「税金の無駄遣いをなくし、官僚主導のしがらみの多い自民中心の政治を断ち切れるかの大きな転換点になる」と語った。また、「民主党への期待がそのまま小選挙区に反映されるとは限らない。各立候補予定者が党の政策を理解し、選挙区の実情に合わせて訴えていくことが大切になる」と話した。

 社民党県連代表の村上要県議は「国民の生活を顧みず、解散を先延ばしにしてきた麻生政権は、戦後最悪の政権だったと言わざるを得ない」と批判。「都議選などの結果は、今の政治の流れを変えたいという国民の意思の表れだ。党の公認候補を出す愛媛2区で勝利し、政権交代の実現に大きな役割を果たしたい」と話した。

 共産党県委員会の稲垣豊彦委員長は「昨年の麻生政権の発足直後に解散してしかるべきだった。政府・与党が追い込まれた末の総選挙で、政権交代実現の可能性が高い」と指摘した上で、「民主中心の政権になったとしても、大連立や非核三原則の見直しといった過ちを犯さないよう国政を監視する。選挙戦でこの点を訴えていきたい」と話した。

●有権者は

 松山市の大街道で、市内の男性(65)は「総選挙では『国を変える』という強い志を持った候補者や政党に一票を投じたい」、帰宅途中だった松前町の女性会社員(32)は「景気対策だけでなく、医療や福祉についても充実した政策を掲げた候補者や政党に投票したい」と話していた。

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