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主な候補者の主張と横顔 鹿児島1区・2区

2009年8月20日

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(届け出順。氏名、年齢、党派、新旧の順。カッコ内数字は当選回数)

<1区>

◆脱「官僚主導」の新体制作る 保岡興治氏 70 自前(11)

 「優秀な官僚は国家の財産。なのに、彼らをマネジメントできる政治家が少ないんですよ」

 12回目の議席を得たら、官僚主導を脱した政治主導の新しい体制作りに体を張りたいという。言葉の端々に、法相を2回こなしたベテラン議員の自信がのぞく。ホームページには「議員立法件数33件は現役最多」の文字。72年の初当選から、地道に積み重ねてきた記録だ。

 全国的に自民への逆風が吹く中での選挙戦。「生活や経済への不満の結果。それを立て直すことが一番大事だ。鹿児島の将来の立ち姿や方向性を、明確に示すことに全力をあげる」

 多忙な日々だが、毎朝4〜5キロのジョギングは欠かさない。「3年ほど前から走っています。若返ったと言われるよ」

 水泳も得意で錦江湾横断大会に毎年参加していたが、この夏は選挙戦のために得意の泳ぎを封印した。

 最近「夜回り先生」として知られる水谷修さんの講演を聞いた。「現場で頑張っている、ああいう人もいる。自分も頑張らなければ」

◆新しい政治を引き継ぐ力に 山口広延氏 34 共新

 「国民の暮らしを犠牲にしてきた自公政治に審判を下し、政権から退場してもらう」

 政治の道に進もうと思ったのは、京都で一時失業していた25、26歳のとき。小泉元首相時代の不良債権処理で、中小企業が京都でも倒産した。中には老舗(しにせ)もあり、「100年続いた文化や技術をこんなに簡単に無くしてもいいのか。自民党と対決したい」。それが、きっかけだった。

 07年11月に立候補表明をした。「待ちに待った。麻生さん、遅いよという感じ」と話す。街頭での演説のほか、ミニ集会を少なくとも100回は開いてきた。

 趣味のギターは、高校2年生のときから。長渕剛にあこがれて始めた。福岡で専門学校に通いながら、路上で歌っていた。酔っぱらいのおじさんや飲食業をしている女性らと話し、世間を垣間見た。調理師の免許を持ち、京都では仕出屋で修業をしていた。得意料理はだし巻き卵だ。

 県内5選挙区の候補者の中では最も若い。「新しい日本の政治を引き継ぐ確実な力として、私を国会に送ってほしい」

◆有権者の声が活動の課題に 川内博史氏 47 民前(4)

 「生まれたときから政治家になると思いこんでいた。世のため人のために尽くしたいと」。政治家になった理由を堂々と話す。今回の総選挙には、「このままの政治ではどうにもならないという人々の思いを集めて、新しい時代を切り開くための政治を実現していく」と強い姿勢で挑む。

 4期目を務めた中で、最も印象に残っているのは昨年の道路国会で、暫定税率を1カ月だけだが廃止できたこと。「党のガソリン値下げ隊長として先頭に立った。野党であっても、国会の中で様々な知恵、論戦を通じて自分たちの主張を実現させることができたというのは画期的なことだった」と振り返る。

 力を入れているのは07年参院選後から始めた選挙区内でのポスター張り活動。もう少しで目標の5千枚に達する。「各地を回り、そこで聞く有権者の声が自分の政治活動の課題になっている」

 過去4回の当選は比例での復活。「県民の皆さんを信じて戦う。もちろん政治生命はかけている」

 柔道2段。音楽が好きで、最近は妻とマイケル・ジャクソンのDVDを一緒に見る。

■1区の候補者(届け出順)

川田純一 42 諸新

保岡興治 70 自前(11)

山口広延 34 共新

川内博史 47 民前(4)

山下純一 54 無新

<2区>

◆弱者を守る政治、実現目指す 徳田毅氏 38 自前(1)

 「衆院議員として恥ずかしくない活動をしてきた。自民に入党したことはまったく後悔していない」

 演説のたび、こう訴える。

 医療法人「徳洲会」理事長の父虎雄氏(71)の後を継ぎ、前回選挙に無所属で初当選。約1年後、自民に入党した。くら替えの理由は「政策実行力と実現のスピードを身につける」ためと、理念である「奄美は一つ」を実現するためと言う。

 地元の奄美では、徳洲会と自民の対立で島々が二分する時代が長く続いた。自身も子どものころ嫌な思いをしたことがある。「ようやく一つの奄美として戦えることがうれしい」

 自民への評価は辛口だ。「弱者や地方を切り捨てた」と小泉改革を否定。「自民も変わらなければ。父が目指した『弱者を守る政治』は、これからは自民が新しくやっていかなければならない」

 大きな目を見開き、相手を見つめて話す。「目力(めぢから)がある」と支援者から評される。

 6歳と4歳の娘がいる。忙しい合間を縫って誕生会に駆けつける子煩悩な父親だ。来年、もう1人家族が増える。

◆本当と偽物の政治家、判断を 打越明司氏 51 民新

 「落選から1450日間、一度も休まず歩いてきた。一日とて『今度こそ』の思いを忘れたことはない」

 前回は自民の公認が得られず無所属で立候補し、最下位に沈んだ。「苦労を重ねた4年間で、有権者の痛みをよく理解できた。自信をもって皆さんの代表と言えるようになった」と胸を張る。配った名刺は40万枚になるという。

 落選後、自民を離れて民主にくら替え。だが、「4年前と訴える内容は変わらない。自民をぶっ壊すと言った小泉さんは地方をぶっ壊した」。

 保育園の卒園式で、卒業生代表として答辞を読み上げたことが、人前で演説する楽しさを知ったきっかけという。ユーモアや憤怒、泣きを織り交ぜた演説には定評がある。

 大学卒業後、松下政経塾に入り政治家の心得を学んだ。塾を創設した故松下幸之助さんの「不景気には偽物がつぶれていく」との言葉を引用し、「今こそ本当の政治家と偽物の政治家を見分けることが求められる」と呼びかける。「今の政治家は質が低い。政治家はこの国を牛耳る役人に勝てる人間がやらないと」。言動に自信がにじむ。

■2区の候補者(届け出順)

徳田毅   38 自前(1)

神村みふ子 64 諸新

打越明司  51 民新

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