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総選挙 主な候補者の横顔・香川2区

2009年8月21日

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(届け順。政党名に続くカッコ内数字は当選回数)

◆父の病で福祉に傾注 木村義雄さん(61)=自前(7)

 「世界の中で日本がいち早く、不況から脱しないといけない。そんなときに政権交代をすべきではない。荒波の中で船長を代えてはだめだ」。今回の衆院選は景気回復のための選挙と強調する。

 衆院議員として過去7期、一貫して福祉分野にかかわってきた。「これからは障害者福祉と同じように、雇用者福祉に取り組みたい」と語る。経済危機に直撃され、自動車産業など企業からあふれた人たちのために、教育訓練などの予算の確保や、できるだけ早く働けるような政策に取り組む考えだ。

 社会人としてのスタートは住友銀行の行員。大学で学んだ会計学の知識を生かし、企業の経営や外国為替、融資などを担当した。請われて県議を1期務めた後、国政に出るきっかけになったのが、衆院議員だった父の病気だ。「病院をたらい回しにされ、介護制度の不備も痛感した」ことから、福祉の問題に取り組む決意をした。

 06年4月に施行された障害者自立支援法は障害者の負担が大きく、法への苦情もたくさんあった。党に専門委をつくることを提言してその秋に委員長になり、施行3年後の見直しに向けた抜本的な見直し法案を作ったが、野党の審議拒否で採決されなかった。それでも「抜本的見直しの道筋を作った」と自信を示す。

 88年に結婚したとき、故・渡辺美智雄氏から贈られた「道は近くにあり」という言葉を大切にしている。今回の選挙で、明るいイメージのピンクをシンボルカラーに選んだ。趣味は地元を歩くこと。20歳になった長女が同行してくれるのが大きな喜びだ。

◆実体験から「脱官僚」 玉木雄一郎さん(40)=民新

 官僚をやめて国政に挑んで4年になる。政権交代を目指して2度目の立候補をした今回、争点は官僚主導の政治から脱却できるかだと考えている。「官僚は国民より組織のために働き、変化に柔軟に対応するのは苦手だ」と、体験から得た実感を語る。

 旧大蔵省では、新人時代から矛盾を感じながら仕事をしていた。官僚は、所属する省庁の次官が天下りする機関の統合は進めない。「国益を守る大蔵省が、先輩の天下り先を守る省益にこだわっている」と気付いた。

 小学生のころ、飢えたアフリカの子どもの写真を見て「なぜこういう世界をみんなが助けないのか」と疑問をもったのが原点。どこで生まれたかで生じる格差。それを埋める仕事である公共の利益になる仕事をしよう――。その初志は省内にいては貫けないと思った。

 財務省を去るとき担当していたのは自民党のマニフェストづくりだった。「選挙で選ばれたのではない官僚が作るマニフェストは、国民の選んだものにはならない」とふに落ちなかった。

 今の景気対策について「財政出動も大切だが、日本がなぜ成長できないのかという分析が不十分だ」と指摘する。消費が伸びないのは、将来への不安が強く、病気や老後に備えてお金をため込んでしまうからで、この状況を改善するため「人口が増える時代に作られた社会保障制度の再構築が必要」と強調する。

 旧寒川町の農家の生まれ。趣味は、移動中の車内で歌うカラオケ。集会でギターを手にコブクロの歌を披露することもある。

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