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〈決 09衆院選〉手応え感じる民主 朝日新聞社の序盤情勢調査受け

2009年8月21日

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 民主に勢い、自民苦戦――。朝日新聞の総選挙序盤情勢調査では政権を争う2党の明暗が分かれた。民主が300議席台をうかがう勢いという調査結果は、前回選挙結果とは全く逆。民主の各陣営は手応えを感じ、5議席維持を狙う自民陣営は戸惑いつつも気を引き締め直した。

 民主側は調査結果を好意的に受けとめた。2区の新顔、打越明司氏の陣営幹部は「民主に風が吹いているということは現実として感じている」と語った。「今後も草の根で訴えを続け、候補者への支持につなげていきたい」

 5区の新顔、網屋信介氏の陣営は「民主に対する期待の表れだ」と歓迎。一方で「選挙戦は始まったばかり。確実に得票につなげる努力をしなければ」とした。

 慎重な意見も聞かれた。4区の新顔、皆吉稲生氏の陣営は「うちは挑戦者。風頼みでは勝てない」。民主県連の青木寛幹事長は「300という数字を有権者がどう受け取るか、逆に不安な部分もある。風というのは吹く方向が変わるし、自民の底力、公明の実力は経験上よく分かっている」と冷静に受け止めた。

 一方、選挙前議席(300)が半減しそう、と出た自民。国民新党元職らと議席を争う3区の前職、宮路和明氏の陣営は「公示前から自民党には逆風の中での厳しい選挙戦であることは事実。今まで通り後援会や公明党さんの支援をいただきながら盛り上げていきたい」と語った。

 4区の前職、小里泰弘氏の事務所幹部は「4区でも強烈な逆風はあるが全国ほどではないのでは」との受け止め。5区の前職、森山裕氏の陣営関係者は「これほどまでか、との疑問がよぎる」としたうえで、「まずは自分の選挙をしっかりやって勝ち抜くことに全力で取り組む」と話した。

 20日は麻生首相が鹿児島入りし、4カ所で応援演説。どこも大勢の人たちが詰め掛けた。「ラストスパートに力を頂いた」と話す陣営もある。自民県連の小幡兼興幹事長は「調査結果をあれこれ言うことはない」と、全選挙区で必勝を期す。

 共産の槐島奉文・県委員会副委員長は「民主が支持されている、すべてに魅力がある、というわけではない」とし、比例での得票増加を目指して運動を続けるという。

 調査は18、19の両日、150小選挙区の有権者を対象に電話で実施。調査時点で小選挙区での投票態度を明らかにしていない人が4割弱いた。「選挙の情勢によっては投票先を変えることがある」という人も3割弱おり、終盤にかけて情勢が大きく変わる可能性もある。

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