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民主比例候補、「地元」へ 追い風「勝てば私も」 東京9区・10区

2009年8月25日

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 民主に強い追い風が吹いている今回の選挙戦。東京9区(練馬区中西部)と10区(練馬区東部、豊島区)では、過去に両区から立候補した経験がある民主の比例単独候補3氏が、小選挙区の新顔支援に活発に動いている。原動力は「小選挙区で勝てば、自分も当選」との思い。攻勢の陣営では「練馬区は国会議員だらけになる」とささやかれ始めた。(其山史晃、永沼仁)

■9区

 沖原唯浩 35 諸新 

 木内孝胤 43 民新 

 岸良信  54 共新 

 菅原一秀 47 自前(2)

■10区

 小池百合子 57 自前(5)

 江端貴子  49 民新 

 山本敏江  60 共新 

 公示日の18日、練馬駅前。9区に立った木内孝胤氏の出陣式で、地元に縁がある民主の東京ブロック比例単独候補3氏がそろい踏みした。

 「4年前、いい加減な総裁は私を追放した。権力者として弾圧した。私がその犠牲者。その時以来、自由民主党は不自由民主党になった」

 最初に訴えたのは、4年前、10区から新党日本の候補として立った小林興起氏だ。郵政民営化に反対して小泉純一郎元首相率いる当時の自民を離れ、古巣から「刺客」の小池百合子氏を送り込まれて辛酸をなめた。9区にも中選挙区時代の小林氏の支持者がいて、自民批判の演説には拍手がわいた。

 続いてマイクを握ったのは元民主党衆院議員の吉田公一氏。前々回03年に4選をめざして9区で立ったが、今回も立候補している自民の菅原一秀氏に敗れた。

 最後は、小沢一郎氏の元秘書だった川島智太郎氏。前回05年に9区に立ったが、やはり菅原氏に敗れた。吉田氏、川島氏とも「小選挙区での木内氏の当選」を繰り返し訴えた。「木内さんが勝てば、われわれも助かります」

 比例名簿の順位は小林氏が25位、吉田氏が26位、川島氏が27位。民主の小選挙区候補は22人全員が1位で比例東京ブロックに重複立候補しているが、小選挙区で勝って比例名簿から抜ける候補が続出すれば、3氏にも当選の芽が出てくる。それぞれ「当選圏入り」をめざして自らの支持者や周辺への働きかけを強め、「底力のある自民候補を追い込むような、分厚い運動ができている」(木内陣営)。

 特に小林氏は10区から無所属での立候補を模索していたが、「反自民」への思いから、民主の江端貴子氏との競合を避けて比例に回ったいきさつがある。自民へ流れかねない自身の支持層に江端氏支援を訴えるため、精力的に遊説をこなしている。

 江端陣営も「小林陣営が先導してくれて回りやすい地域ができた」と「共闘」を歓迎する。「小林さんの支援者の票がすんなりこちらに流れるわけではないでしょうが、反応はいい」。自民側からも「手ごわい」との声が漏れてくる。

 民主が大勝した場合、9、10区では小選挙区で2人、比例区で3人、民主の衆院議員が誕生する可能性がある。さらに自民の候補が比例区で復活当選すれば、最大で7人だ。

 「参院議員も含めればもっと増える。この時期に皮算用はしたくないが、国会議員だらけになると、有権者の中には戸惑う人が出るかもしれない」。民主のある陣営関係者の口からは、そんな冗談も飛び出した。

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