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〈高知のせんたく 総選挙〉選挙区ルポ3区 地域の暮らし再興競う

2009年8月26日

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 「この選挙は、小泉構造改革路線が間違いだったということを、私たちの持つ一票で日本中に知らしめていく戦いだ」。24日正午過ぎ、須崎市西崎町の児童公園。気温30度を超える中、民主新顔の中山知意候補は額に汗をにじませながら声を響かせた。

 応援に駆けつけた党の岡田克也幹事長は、同じ日に麻生首相が宿毛市に入ることに触れ、「(中山候補が)並んでいるから来るんです」と大接戦ぶりを強調。「みなさん一人ひとりが本気になって、中山さんを国会に送ろうじゃありませんか」と訴えた。

 公示日にいの町で第一声を上げてから、選挙戦前半は3区東部の土佐市や須崎市など保守地盤の強い地域や山間地域を中心に回った。「続けられる農業、林業、漁業にして、医療や介護、年金を立て直す」。市街地や住宅街の隅々に入り込み、1日15回近く街頭演説を開く。25日以降は四万十市など幡多地域にも重点を置いて回っている。

 「経済の異常、農業の異常、これらをみなさんの立場に立ってしっかり改善を図り、国民こそ主人公の政治をつくります」。共産新顔の村上信夫候補は24日夜、四万十町榊山町の四万十農協会館であった個人演説会で呼びかけた。穏やかな語り口に、集まったお年寄りらは大きくうなずいた。

 数多くの漁港を抱える高知3区にあって、1次産業振興を政策の柱に据える。沿岸部での街頭演説では「魚価安定化と資源回復のために、休業補償制度を作ります」と力を込める。過疎化が進む現状については「みなさんが安心して暮らせるよう、今の政治に変わる確かな道筋をつくります」。

 広い選挙区を効率よく回るため、各地で宿泊しながら、農協前や駅前など1日15カ所余りで、10分間ずつの街頭演説を重ねている。

 25日は黒潮町など17カ所で街頭演説し、夜は土佐清水市寿町で個人演説会を開いた。

 自民前職の山本有二候補の隣で、ヘリコプターで駆けつけた麻生首相が声を張り上げた。「政権交代は景気後退。山本を当選させ、景気を回復させる力を与えて下さい」。宿毛市の体育館で24日に開かれた個人演説会。山本候補は支持者に向かって深々と頭を下げた。

 街頭演説や個人集会では「この選挙は自民党と民主党の戦いではない。地方の怒りをぶつけていく選挙だ」と訴えている。「地方が人材、資金などを失ったのは東京中心の経済成長モデルをとってきたツケ。与党も、野党も、どちらも誤っていた」

 昨年は「年内に解散があれば確実に落選する」と実感したという。今回の選挙では初当選以来となるきめ細かい支持者回りを徹底。「多い日は1日350軒歩いた」

 「票が伸びているのか減っているのか、まったくわからない」と話し、25日も選挙カーで須崎市や土佐市などを回った。

=終わり

◇高知3区の候補者(届け出順、敬称略)

中山知意  31 民新 〈元〉パソナ社員

村上信夫  45 共新 党県常任委員

北村健行  32 諸新 幸福の科学職員

山本有二  57 自前 〈元〉金融相

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