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〈どっちさいぐ 09政権選択〉党派超え、票奪い合い 混戦の秋田2区

2009年8月26日

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 混戦の模様を深めている衆院選秋田2区。「民主離党組」の元地元幹部らが推す無所属新顔と、民主推薦の社民元職の2氏が全国的な民主の追い風に乗ろうと走り回る。自民新顔は自民への逆風のダメージを少しでも減らそうと必死の支持固めを進めている。終盤へ向け、舌戦は激しさを増すばかり。主な候補者の動きを追った。

 「制度疲労を起こした今の政治で地方は崩壊寸前だ。一緒に怒って、一緒に世直しをしましょう。そのためには政権交代しかないんです」

 無所属新顔の川口博氏(62)は週明け、地元の小坂町や鹿角市を回って支持を訴えた。民主を離党した2区の元県連幹部らが川口氏を推す。自民党政治ではもうだめだ、と「民主」と同じように言い、「政権交代」のキーワードを重ねて訴える。「川口さんの主張通り、正々堂々と政権交代を訴えていく」と陣営幹部。民主の風の取り込みを期待していることは明らかだ。

 また、自民新顔の金田勝年氏(59)を意識し、「相手の背中が見えてきました。もうひと押しです」。応援弁士は「金田さんを倒して川口さんを当選させれば、日本を、秋田県を変えることが出来る」と声を上げた。

 民主推薦を受ける社民元職の山本喜代宏氏(53)。先週末、北秋田市などを回った。選挙カーには「民主党推せん」の文字。「民主党から推薦をいただいています。政権交代に向けて頑張っています」と強調した。元民主の2区幹部らが川口氏を応援しているとはいえ、三者共闘が変わりないことは21日に来県した小沢一郎代表代行も断言した。「正統派」として民主の風を受けたい考えだ。

 遊説で「政権交代」を訴えるのも川口氏と同じだが、陣営は「金田、川口両氏の戦いは保守分裂選挙だ」とみる。金田氏を後継指名した野呂田芳成・元農水相は4月の知事選時、川口氏を積極的に応援したいきさつがある。応援弁士は「政権交代の場で頑張れるのは2区では山本さんだけ。あとの4人は当選しても政権交代とは関係ない」。

 金田氏は民主風の勢いに危機感を強める。選挙サンデーの23日、大館市のショッピングセンター前でマイクを握った。自身のイラスト入りのピンク色のポロシャツ姿だ。

 「34年、国政にかかわりを持ってきた」と旧大蔵官僚や参院議員としての経験と実績を強調、「市政県政国政がスクラム組んで、地域再生の戦いをしなくてはならない。その1人に加えてほしい」と訴えた。応援演説に立ったのは小畑元・大館市長、明石康・元国連事務次長。「大物」とのパイプをアピールした。

 戦いは川口氏を意識しており、26日には、潟上市内の街頭演説に急きょ、小坂町観光大使で作家の石川好さんが応援弁士に立つ予定になった。

 陣営は「民主票は1本にまとまっているわけではない。組織をしっかり固めて保守票の上積みを目指す」と話す。

 みんなの党新顔の佐々木重人氏(39)は週明け、マイクを持って北秋田市の商店街を走り回った。「ただ今、古い政治一掃セール開催中」と大書きされた選挙カーからは「ロッキーのテーマ」。前々回、前回とも民主候補だった。「前に支援してくれた人が今回も応援してくれている。手応えはいい」と話した。

【秋田2区】

川口博  (62) 〈元〉小坂町長 無新

藤原純一 (58) 幸福実現党員  諸新

佐々木重人(39) 食品販売会社長 み新

金田勝年 (59) 〈元〉参院議員 自新

山本喜代宏(53) 党県代表    社元

(敬称略。届け出順)

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