衆院愛知13区から立候補し、比例東海ブロックで復活当選した自民党愛知県連会長の大村秀章氏(49)への投票や票のとりまとめを依頼して飲食の接待をしたとして、同県警は2日、同氏の支援者で会社役員の神谷侑容疑者(70)=同県知立市西中町祐古山=を公職選挙法違反(供応、事前運動)の疑いで逮捕し、発表した。
捜査2課や安城署などによると、神谷容疑者は8月上旬ごろ、同県刈谷市内の飲食店で、有権者2人に対し、大村氏への投票や票のとりまとめなどの選挙運動の報酬として、1人あたり数千円相当の酒食の供応接待をした疑いがある。
大村氏は厚生労働副大臣で、党愛知県連会長。愛知13区では、民主新顔の大西健介氏に約2万6千票差で敗れた。県内の自民候補者ではただ一人、比例区で復活当選したが、1日、県内の選挙区で全敗した責任を取って、県連会長を辞任する意向を表明している。