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衆院選、陣営本気の暑さ対策 うちわ・漬物・シャツ4枚

2009年8月22日17時42分

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写真日中の街頭演説の場では選挙ビラがうちわに変身=川崎市宮前区、美土路昭一撮影

 戦後初めて、8月の投開票となった衆院選。陣営は、対立候補だけでなく、真夏の暑さとも戦っている。うちわ形のビラを配ったり、梅干しを補給したり――。候補者らがバテないよう、対策に追われている。

 川崎市での街頭演説で聴衆に円形の厚紙が配られた。片面に政策が書かれている。県選管に届け出て承認された選挙ビラだ。「うちわとしても使ってもらえたら」と陣営。多くの聴衆はうちわ代わりに使った。

 ただ、指を入れる穴は開いていない。「涼しさを供与した」と便宜供与に問われないようにと慎重を期したという。

 「風を起こしましょう」。横浜市の集会では、応援演説にかけつけた市議がうちわをはためかすと、支持者はうちわ片手に拍手で応じた。「風を起こそう」というイメージ戦略と、暑さ対策の実益を兼ねた。数百個を用意し、終了後に回収した。

 じりじりと照りつける日差し。東京都内の新顔候補はハンチング帽をかぶって街頭に立った。有権者に「お願い」をしなければならない立場での帽子姿。陣営によると、日差しが強い日は「おでこが日焼けを通り越し、痛くなってしまう」からだという。

 食事にも気を使う。最高気温が30度を超す日が続く群馬県。自転車遊説を続ける候補者は梅干しを毎朝食べ、事務所にも常備。昼食の時に漬物を必ず用意するなど、汗で失われる塩分を補う工夫をしている。

 栃木県内の陣営では選挙カーの冷房を強くしないよう注意する。胃腸をいたわり、ぬるめの水を飲む。「外に出たとき、温度差でまいってしまわないように」と秘書。

 秋田県の候補者は、ぬれおしぼり500本をレンタルした。選挙カーに積んだクーラーボックスで冷やしている。着替え用のシャツは毎日4枚用意する。「あいさつして回るのに、汗臭くないように」と制汗スプレーもこまめに使う。

 神奈川県内の候補者は、朝出発する選挙カーに500ミリリットルのペットボトルの水を10本以上準備している。スタッフは「熱中症が怖いので候補者には水を多く飲ませている。街頭演説もびっしり組まず、休憩を多くとっている」。候補者も「睡眠を多くとり、早めに寝るよう心がけている」と話した。

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