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「報道信じないで」圧勝情勢に民主、引き締め躍起

2009年8月23日0時11分

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 総選挙の序盤情勢で報道各社が民主党圧勝の可能性を報じていることについて、党幹部らは、候補者らの「気のゆるみ」(鳩山代表)や「有権者のバランス感覚」(岡田克也幹事長)を挙げ、揺り戻しに神経をとがらせている。一方の自民党では悲観的な意見が強まってきた。

 鳩山氏は22日、北海道千歳市で「楽観できない。私どもの調査でも100人近くがしのぎを削っている」と記者団に強調。岡田氏も兵庫県加古川市での街頭演説で「もし(有権者の)2割、3割が考え直したら恐ろしいことが起きる」と指摘。「報道を信じないで」とさえ訴えた。

 多くの全国紙は300議席前後獲得の勢いだと報じており、党幹部らは候補者らが「風」に甘えないかと引き締めに腐心する。ただ、「自民党のような業界頼みの選挙と違うので、『引き締め』といってもやりようがない」(中堅)と戸惑う声もある。

 320議席以上とれば、単独過半数に届かない参院で他党の協力がなくても法案を衆院で再可決できる。だが、鳩山氏は千歳市で「どんなに議席を伸ばしても国民新党、社民党と連立を組ませていただきたい」と低姿勢に徹した。

 かたや自民党は、想像を超える「惨敗予測」報道に放心状態だ。党の独自調査は報道各社ほど悪くなかったため党内には戸惑いもあるが、「自公で過半数(241議席)が目標と言ってきたが、そういう状態でもない」(幹部)との悲観論が強まっているのは確か。敗北後の党再生を目指す動きも出てきた。

 舛添厚生労働相は22日に新顔の応援で札幌市に駆けつけ「若くて優秀な人が自民党の看板を背負って出ている。必ず自民党を変える。若さで世代交代しよう」と語った。

 一方、麻生首相は22日に兵庫県尼崎市にある公明党の冬柴鉄三前幹事長の事務所を激励に訪れ、「反応は間違いなく先月に比べて今月、先週に比べて今週、よくなってきている」と語ってみせた。

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