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議員もいろいろ、変化の予感…女性・新顔、大量当選か

2009年8月29日11時55分

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 郵政民営化の是非に端を発し、「小泉ブーム」となった前回総選挙から4年。30日投開票の今回は、与党が3分の2を超える議席を得た前回とは一変し、「民主党優勢」が伝えられる。前回は自民党の女性候補や新顔が大量当選して話題になったが、今回は民主党で同様の現象が起きそうな気配。世襲議員も減りそうだ。

■女性議員

 今回の総選挙に立候補した女性は、前回の147人から大幅に増え、過去最多の229人。ただ、主要政党の公認に限れば146人で、前回より7人増にとどまる。

 目立つのが民主党の積極的な擁立だ。前回の24人から2倍近い46人を数える。07年参院選岡山選挙区で擁立した女性新顔が自民党の片山虎之助元総務相を破り、「姫の虎退治」と注目されたが、民主党は今回も各地で首相経験者ら与党の大物候補に女性新顔をぶつけている。

 「政治の経験がなくても新しい血を今の政界に入れることが、国民のための政治を実現する一つの大きな方法だ」

 24日、民主党の小沢一郎代表代行は、自民党の福田前首相が議席を守ってきた衆院群馬4区の女性新顔、三宅雪子氏の地元事務所を激励後、記者団にこう強調した。

 前回05年は、郵政反対組への対抗馬として自民党が女性を積極的に擁立したことが、過去最多の43人の女性議員誕生につながった。報道各社の情勢調査では今回、自民党の女性議員が苦戦の一方、民主党の女性新顔が互角以上の戦いを進める選挙区も多く、最多を更新する可能性もある。

■小沢チルドレン

 女性候補とともに注目されるのが新顔の動向だ。

 主要政党では、比例区重視の共産党が小選挙区の擁立を絞り込んだため、新顔は前回より131人減の444人。ただ、前回惨敗した民主党は候補の入れ替えを推進したこともあり、前回の111人から164人に増えた。仮に情勢調査通り「300議席」を獲得したとすると、今回擁立した前職113人、元職53人が全員当選したとしても新顔が134人当選することに。新党ブームで134人の新顔が当選した93年総選挙を上回りそうな勢いだ。

 小泉ブームで前回296議席を獲得した自民党は83人の「小泉チルドレン」と呼ばれる1年生議員を抱えた。民主党の新顔の多くは、選挙担当の小沢氏の影響力が強く、大量の「小沢チルドレン」が生まれそうだ。

 一方、親族から地盤を受け継いだ世襲候補は、朝日新聞の調べでは96年から減少傾向が続いており、今回は133人。前回より10人減少した。政党別では、自民党が最も多く99人。選挙の結果によっては、世襲議員が全体に占める割合(選挙前24.6%)はさらに下がりそうだ。

■投票率

 朝日新聞社が22日から25日にかけて実施した世論調査によると、「必ず投票に行く」と答えた人は81%。前回の直前調査の78%より高かった。前回の投票率は前々回を7.65ポイント上回る67.51%。総務省が24日発表した期日前投票の中間状況によると、公示翌日からの5日間に期日前投票に参加したのは、前回同時期の1.5倍。有権者の関心も高く、今回の投票率が70%に達することもありうる。

 ちなみに夏休み最後の日曜日となる30日の天気は、東京地方で「曇りのち雨」の予報。出足にどう響くのか。(山崎崇)

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