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自民幹部「ぬるま湯から脱却する」 総裁選の調整難航か

2009年8月31日12時38分

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写真首相官邸に入る麻生首相=31日午前10時8分、東京・永田町、河合博司撮影

 結党以来の過去最低議席で完敗した自民党は31日に党役員会を開き、党再生に向け総裁選日程などの調整に入る。党幹部や派閥領袖(りょうしゅう)ら党運営の要となるベテランが落選したほか、小選挙区で敗北しながらかろうじて比例復活当選した現職閣僚も少なくなく、党の態勢立て直しが急務だ。

 河村官房長官は31日の記者会見で「自民党が国民の期待に応えて変わらなくてはいかんと言われ続けながら、それを果たし得なかったことに対する国民の厳しい叱責(しっせき)だ」と分析。「自民党がもう一度変わってよみがえるという厳しい激励的叱声(しっせい)だと受け止めていくべきだ」と強調した。

 菅義偉・党選挙対策副委員長も31日朝、NHKの番組で「自民党の体質が一つだ。長い間の政権のぬるま湯の中から脱却して本気度を国民に示し、理解してもらうところからスタートしないといけない」と語った。

 小差で当選を果たした重鎮の森元首相も30日夜、「勝利の確信は持てませんでした。経験したことのない選挙でした」。派閥領袖でありながら落選した山崎派会長の山崎拓元幹事長は「厳しい国民の審判が下された。力不足。敗因はいくつもあるが、自民党として、国民の期待を裏切るような国政運営が積み重なった」と総括した。

 比例復活当選した与謝野財務相は30日夜、自民党総裁選のあり方について「人気先行型で選んできたことが、国民の失望を買った。一時的な現象ではなく、何年かの政治に対する国民の批判が最終的に出てきた」と指摘した。

 麻生首相と河村長官、自民党の細田博之幹事長らは31日、党本部で協議し、首相指名の特別国会後に総裁選を行う方向で調整に入ることを確認した。麻生首相は「地方の声をちゃんと聞かないとダメだ」と周辺に語っているが、総裁選で新総裁を選出した上で首相指名に臨むべきだとの声もあり、党内調整は難航する可能性もある。

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