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民主、政権移行作業に着手 人事は首相指名時

2009年8月31日11時39分

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写真総選挙投開票から一夜明け、自宅でインタビューに答える民主党の鳩山代表=31日午前7時12分、東京都大田区、細川卓撮影

 総選挙で308議席を獲得する大勝を果たした民主党は31日午前、「鳩山政権」樹立に向けて動き出した。鳩山代表は朝から党本部にこもり、政権移行に向けた準備作業に着手。同日午後にも岡田克也幹事長が社民、国民新両党などに連立政権の協議を呼びかける方針だ。

 「ようやくスタートラインにたどりついた。国民の皆さんの期待する政治を、我々の考えで動かすことができるようになったなという思いで、感慨無量だ」

 31日午前7時、鳩山代表は東京・田園調布の自宅に記者団を招き入れ、各社の共同インタビューに応じた。

 未明に都内の開票センターを後にしてから6時間足らず。睡眠時間は「2時間ほど」というが、表情には「首相の座」を目前に控えた緊張感がにじむ。じっくりと言葉を選び、淡々と今後の構想を語った。

 政権移行ではまず、社民党や国民新党などとの連立合意が課題となる。鳩山氏は「最終的な結論をできるだけ早く作り上げたい」と協議を急ぐ姿勢を強調。「(安全保障政策などの違いは)議論を重ねれば、乗り越えられないハードルではない。そんなに心配はしていない」と語った。

 連立協議には、新党日本や新党大地も参加する意向だ。また、5議席を獲得したみんなの党との協力について鳩山氏は「考えは非常に近い部分がある」としつつ、慎重に対応する姿勢を示した。

 新政権人事にも言及。小沢一郎、菅直人の両代表代行や岡田幹事長ら党三役の処遇について「中心的な役割をこれからも果たしていただきたい。すばらしい仲間の能力が最大限発揮できるような形で仕事をしてほしい」と述べ、引き続き重要ポストに起用する考えを示した。

 ただ、先行して決める意向だった骨格人事は首相指名後に先送り。鳩山氏はその理由について「1人を決めれば、また『次は誰だ』みたいな話になって収拾がつかなくなる。人事は一気に決めなければならない。首相指名と同時に決める」と説明。民間人起用も「幅広く人材を集めたい」と前向きに検討する考えを明らかにした。

 めざす国家像を問われると、「自立して頑張っていこうという方に、政府としてお手伝いする、そういった絆(きずな)のある社会を作り上げたい」と語った。鳩山氏が持論として掲げてきた「友愛社会の建設」の具体化を図る考えを示したものだ。

 インタビューを終えると、自宅で過ごしてから10時前には出発。政権移行の実務を担う、側近の平野博文役員室長の待つ東京・永田町の党本部に向かった。

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