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公明新代表、山口氏で最終調整 首相指名で自公連立に幕

2009年9月4日5時1分

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写真山口那津男氏写真硬い表情で辞意を表明する公明党の太田代表=3日午後、東京都新宿区の党本部、諫山卓弥撮影

 公明党は3日、総選挙敗北の責任を取って辞任した太田代表(63)の後任に、参院議員の山口那津男政調会長(57)を起用する方向で最終調整に入った。7日の中央幹事会で内定し、8日に正式決定する見通しだ。特別国会の首相指名では自民党総裁ではなく新代表に投票し、10年間の自公連立に終止符を打つ。民主党政権とは是々非々で対応し、独自色を強めて党再建を目指す。

 太田氏は3日の辞任会見で新代表について「野党のリーダーであり、参院選勝利も射程に入れたリーダー。弱者を大事にする立党以来の姿勢を踏まえるべきだ」と強調。自民党との連立を重視して譲歩を繰り返した「太田路線」を転換し、来夏の参院選に向けて平和や福祉という結党以来の理念をアピールできる人材が適任との考えを示した。

 総選挙では太田氏、北側一雄幹事長ら選挙区単独の8候補は全員落選。新代表には参院議員の山口氏に加え、比例単独で当選した井上義久副代表(62)らが有力視されていた。神崎武法前代表や坂口力元厚労相ら重鎮らを中心に水面下で人選を進めた結果、(1)自公路線の転換を印象づけるには世代交代が必要(2)参院選をにらみ、政策通で論戦力があることが望ましい――などとして山口氏が適任との判断に傾いた。北側氏の後任には、井上氏や漆原良夫国対委員長(64)が有力視されている。

 公明党は連立参加した99年以降、首相指名で森、小泉、安倍、福田、麻生の歴代自民党総裁に票を投じてきた。今回は「野党連立はない」(太田氏)と宣言しており、16日召集の特別国会では新代表の名前を書いて「自公連立時代」の幕引きを印象づける。来夏の参院選選挙区も「人物本位」で支援する方向だ。

 山口氏は茨城県生まれ。弁護士を経て、90年総選挙に旧東京10区から公明党公認で立候補し初当選。2期務めたが96年、00年と連続で落選。01年参院選で東京選挙区から当選し、07年に再選された。昨年から政調会長。

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