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自民執行部、首相指名は「白紙投票」で調整

2009年9月4日15時2分

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 自民党執行部は、16日召集の特別国会の首相指名選挙で「白票」を投じる方向で党内調整に入った。総選挙惨敗の責任を取って党総裁辞任の意向を表明した麻生首相の名前を書くことに対する強い反発に配慮した。ただ、「白票」への抵抗感も根強く、党内調整に手間取る可能性もある。

 自民党は麻生首相の後任を選ぶ総裁選を特別国会後に行う日程を固めている。首相指名時点では麻生首相が総裁にとどまっていることから、対応を巡り混乱が続いている。

 首相周辺は4日朝、「白紙しかない。総理も白紙だろうが何だろうがまとまればいい(との考えだ)。白紙から出直すという意思表示でいいのではないか」と語った。首相と細田博之幹事長ら党幹部の調整でも、白紙投票もやむを得ないという方向になっているという。

 執行部内には、16日の首相指名前に麻生首相が総裁を退任して空席にし、白票で対応する案が検討されている。8日の両院議員総会で麻生首相や細田幹事長がこうした対応を説明し、理解を得たい考えだ。有力者の間でも「白票に統一すると決めないと、党内がバラバラの印象を与えてしまう」(幹事長経験者)と、容認する空気が広がり始めている。

 しかし、首相指名での「白票」は国会議員に付与された重大な権限・責任の放棄ともいえ、「白紙で臨むような党はないほうがいい」(石破農水相)との反発も根強い。中堅・若手十数人も3日夜会談し、麻生首相への投票も白紙投票も避け、別の候補を決めるべきだとの意見で一致。求心力の低下した執行部が党内をまとめられるかは不透明だ。

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