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民主幹部、メディア露出控えめ 人事目前、神経とがらす

2009年9月6日22時58分

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 民主党の主要幹部がメディアへの発信を自粛している。総選挙後初の日曜日となった6日。幹事長、代表代行ら三役級は午前の報道番組への出演を控えた。政権移行で閣僚・党役員人事に注目が集まる中、不用意な発言で混乱を起こすまいと神経をとがらせている。

 6日午後1時前に東京・永田町の民主党本部に入った鳩山代表は約3時間、代表室にこもり、閣僚人事や新政権の構想などを練った。出入りしたのは、官房長官に内定している平野博文役員室長だけだった。

 鳩山氏は記者団の「人事の検討状況は」という質問に、「閣僚の人事は、連立協議が整わないうちには先行するわけにはいかない」と説明。政権移行の内容も多くは語らず、まっすぐ東京・田園調布の自宅に帰宅した。官房長官や外相ら骨格人事ですら、「内定」にとどめたままだ。

 日曜日午前に相次ぐテレビの政治討論番組にも、出演したのは野田佳彦幹事長代理、長妻昭政調会長代理といった「代理クラス」。各党幹事長らが招かれた夜のNHK番組には岡田克也幹事長が例外的に出演したが、党三役の出演は原則として自粛している。

 三役の一人は「今は三役はわざわざテレビに出ないようにしている。三役が違うことを言ってもおかしくなる」と三役の申し合わせを明かす。幹部間の発言にずれがあれば、新政権発足前に党内が浮足立ちかねない。発信するとしても、代表・幹事長のラインに限定しているようだ。

 まして、連立協議が週明けの8日に大詰めを迎えるだけに気を使う。鳩山氏が閣僚の骨格人事を先行して内定させると「本来、連立を組むならうちに(内定の)連絡が来るべきだ」(社民党幹部)といった反発の声がさっそく寄せられた。

 発信面だけではなく、官僚への向き合い方についても執行部は気を使っている。政権引き継ぎに関する各省との窓口役も、人事含みという憶測を呼ばないよう、政調会長や政調副会長ら現行の役職をもった議員に限定している。

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