三役会議後、民主党・鳩山代表を大勢の記者が取り囲んだ=7日午後、東京・永田町、細川卓撮影
民主党の鳩山代表は7日の三役会議で、小沢一郎代表代行の幹事長起用と輿石東参院議員会長の続投を提案し、了承された。社民、国民新両党との連立政権の運営については、両党の党首級に入閣を求め、閣内で調整を行う枠組みを提案する方針を確認した。連立協議は大詰めを迎えており、8日にも3党首会談で合意される見通しだ。
鳩山氏は正式な連立合意後、閣僚人事を本格化させ、主要閣僚・党幹部人事については、特別国会召集前日の15日の両院議員総会で了承を得る方針だ。新たに、川端達夫副代表、直嶋正行政調会長、野田佳彦元国会対策委員長らの入閣が有力になっている。衆院議長には、渡部恒三元衆院副議長、横路孝弘前衆院副議長らが浮上している。
鳩山氏は三役会議後、記者団に対し、「政府の中で党首クラスが時に応じて集まって、基本政策に関する閣僚委員会のようなものをつくって、議論をしてまとめていくという姿を考えていきたい」と述べた。その際、民主党からは代表の「鳩山首相」ではなく、副総理兼国家戦略局担当相に内定している菅直人代表代行の参加を念頭に置いているとみられる。
与党の政策調整機関を政府の外に設けるよう求めてきた社民党の福島党首は7日夜、記者団に「社民党とすれば、きちんと意見が反映できればいい」と述べ、民主党の提案を受け入れる考えを示唆した。