民主党の小沢一郎代表代行が、総選挙の期間中は封印してきた囲碁の対局を再開した。実戦からは遠ざかっていたはずなのに上達している、と関係者が話す打ちようだそうだ。
小沢氏が都内のホテルで久しぶりに対局したのは、次期幹事長に内定する前日の2日。相手は囲碁の講師で、関係者によると、「小沢さんは考えこんでじっくり時間をかけて打つことも多いが、この日は一気呵成(いっきかせい)に攻め込んだ。ものすごく上達した」という。6日もホテルで碁盤を囲んだ。
囲碁を通じて小沢氏と親交のある依田紀基九段は棋譜を見て「のびのびしている」と評価。「心境は囲碁の打ち方に反映する。きっと気力が充実しているのだろう」と話している。(本田修一)