自民党の控室から荷物を運び出す作業が始まった。新しく民主党の控室に変わる=14日午前10時13分、国会内、飯塚悟撮影
自民党が使っていた第14控室から荷物を運び出す作業が始まった=14日午前10時9分、国会内、飯塚悟撮影
16日召集の特別国会を前に、国会内の部屋の引っ越しが14日、始まった。今秋の臨時国会までには、国会議事堂正面側2階にある自民党控室がそっくりそのまま民主党に明け渡される。
引っ越しが始まったのは、自民党が使っていた2階の第14控室。大型テレビやテーブルが、3階で自民党が使う第24控室などへと次々と運び出された。14控室は、衆院本館では一番広い部屋とされ、自民党は衆院本会議前に議員が集まる「代議士会」の会場に使っていた。民主党は特別国会からこの部屋で代議士会を開く予定だ。
自民党側は引っ越しを「無駄遣い」「数千万円かかる」と抵抗していたが、引っ越し費用は各会派持ち。衆院事務局によると、この日の引っ越し作業は衆院事務局職員が行い、電話工事や間仕切り設置の費用は衆院が負担するという。