自民党は次期衆院副議長に衛藤征士郎・元防衛庁長官(68)、=比例九州ブロック=を推すことを内定した。15日の党総務会で正式決定する。民主党は衆院議長に横路孝弘・前衆院副議長(68)を推す方針で、16日召集の特別国会で正式に正副議長が決まる。
自民党執行部は当初、保利耕輔政調会長(74)に副議長就任を打診したが、保利氏は郵政民営化法案に反対して離党した経歴があることや、麻生政権を政調会長として支えた責任があることなどを理由に固辞していた。
衛藤氏は参院1期を経て衆院当選9回。現在は最大派閥の町村派で、防衛庁長官や外務副大臣、衆院予算委員長、自民党行政改革推進本部長などを務めた。今回の総選挙では大分2区で敗れ、比例九州ブロックで復活当選した。