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〈揺れる政党:上〉2人目 府連の援護なし 民主

2010年6月17日

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写真駅前で一人でチラシを配る河上氏=南区

写真福山氏(左から2人目)の街頭演説には、府選出の国会議員が顔をそろえた=下京区

 「民主党には色々な間違いもあったが、前に向かって進んでいる」。岡田克也外相が12日午後、参院選京都選挙区(改選数2)に立候補を表明した福山哲郎氏(48)の街頭演説の応援に立ち、約500人の聴衆に訴えた。

 「1年ぶりの街頭演説で声の出し方を忘れた」という岡田外相の声は伸びを欠いたが、通りかかった人たちは携帯電話を取り出して写真撮影をし、手を振るなど歓迎。わずか半月前、17%まで落ち込んだ内閣支持率が、菅直人首相就任で「V字回復」したことを印象づけた。

    ■   ■   

 3期目を目指す福山氏は、1998年の参院選でトップで初当選。2004年には、自民・二之湯智氏(65)に12万票以上の差をつけて快勝した。昨夏の衆院選では府医師連盟が初めて民主候補を推薦するなど、民主に強い追い風が吹いた。福山氏の3選は盤石と思われた。

 安泰ムードが変わったのは昨秋。小沢一郎前幹事長が参院での単独過半数獲得を目指し、改選数が複数の選挙区に複数の候補を擁立する方針を立てた。一方、鳩山内閣の支持率は当初の71%から年末には40%台まで落ちた。京都選挙区には二之湯氏のほか、共産が成宮真理子氏(40)を立てる。民主府連に「2人擁立すれば福山氏の当選も危うい」との危機感が広がった。

 府連関係者は「小沢さんも政治とカネの問題で揺れていた。2月ごろには2人擁立の方針を撤回することを期待した」と明かす。

 消極的な府連に対し、党本部も譲らない。3月末、小沢氏が京都入りし、自分の政治塾出身で衆院議員だった河上満栄氏(39)の擁立を発表した。「参院での過半数の議席獲得は政権交代の本丸。組織人として党に貢献するため立候補を決めた」。こう語る河上氏に対し、党本部に反発する府連は慎重だった。

 4月、府連は低迷する支持率を理由に「現職の当選が最優先」との方針を決めた。しかし、支持率が回復した今も河上氏への実質的な支援はない。「1人当選も危うい状況は脱したが、勝負は甘いものではない」と府連幹部。

 鳩山、菅両政権で外務副大臣、官房副長官と続けざまに要職を歴任する福山氏の元には、岡田氏ら大物が次々に応援に訪れる。

 一方、河上氏は、入れ替わりで手伝いに来る大学生を含め、20人足らずのスタッフと選挙準備を進める。午前3時に起床し、夜まで駅前、街頭でのチラシ配りや演説を続ける毎日。「支持率が回復したのなら、府連の組織を分けるなど前向きに考えてくれればいいのに」と不満を漏らす。

    ■   ■   

 2人擁立についてコメントを避けてきた福山氏は、今月初めの講演会で支持者らにクギをさした。

 「支持率低迷の中、票を掘り起こすために理がある、自分のことを考えて批判するのは良くないと思い、2人擁立に批判は一切言わなかった。福山は大丈夫だからもう一人(河上氏)に入れよう、となったら私の票がなくなる」

 ゲストとして登壇した前原誠司国交相は、民主党の現状をこう位置づけた。「もう一度、原点に戻らなければならない。ここで失敗したら民主党そのものが見放される。ラストチャンスだ」(松谷慶子)

     ◇

 民主党への信任投票の様相を呈する参院選を前に、京都選挙区に候補を立てる主な政党の事情を報告する。

     *

 立候補を表明しているのは次の各氏。

 福山哲郎 (48) 民主現

 河上満栄 (39) 民主新

 二之湯智 (65) 自民現

 成宮真理子(40) 共産新

 北川智子 (47) 幸福新


候補者データベース

主な政治日程

6/16(水) 通常国会閉会
6/24(木) 参院選公示
7/11(日) 参院選投開票

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