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〈揺れる政党:下〉議席奪還へ 若い力結集 共産

2010年6月19日

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写真20代の若者と議論する成宮真理子氏=中京区

 菅直人首相の所信表明演説から一夜明けた6月12日。上京区選出の共産府議・迫祐仁(さこゆうじ)氏(55)は、党の政策を紹介したチラシを手に区内の北野商店街周辺の家々を訪ね歩いた。1日50軒が目標だ。

 「アメリカに堂々とモノが言える政治が大事です」

 「菅さんは消費税を上げようとしています」

 共産府委員会が4月半ばから、100万人との対話を目指して始めた「全戸訪問」。支持者回り中心の運動から転換し、これまで接点のなかった人たちとの接触で支持の拡大を目指す。「共産はテレビでの露出が少ない。地道に回って政策を知ってもらうしかない」と迫府議。

    ■    ■

 京都は、革新系の蜷川(にながわ)虎三知事の府政が1950年から28年間続いた歴史があり、今も府議・市町村議あわせ126人を擁する。議席占有率は約20%。共産党では全国一だ。だが、2004年の参院選で36年間守り続けた京都選挙区の議席を失った。

 議席奪還を目指し、共産が07年参院選に続き擁立するのが新顔の成宮真理子氏(40)。前回は約27万5千票を獲得したものの、2位当選の自民・西田昌司氏(51)に約8万7千票差をつけられた。

 今回は「二大政党の下では政治は変わらない、と失望する有権者の受け皿になる機会」と陣営はみる。さらに、民主の2人擁立で「当選ラインも下がるだろう」と読む。

 目標は38万票。共産候補が37万8千票を獲得した98年参院選の再現を狙う。

 だが、共産の選挙を支えてきた京都教職員組合や全京都建築労働組合(京建労)などの有志でつくる支援組織は弱体化が目立つ。「若手が入らず、平均年齢が上がった。今は50歳。運動量は格段に落ちた」(同教組幹部)。前回から10万票の上積みは容易でない。

    ■    ■

 こうしたなか、成宮氏をもり立てるのが30〜40代中心の「なるまりネット」と、20代が中心の「かえるネット京都」の二つのグループだ。

 なるまりは、成宮氏の友人らが昨年立ち上げた。11日午後3時すぎ、上京区の商店街。なるまりが企画した街頭演説で、成宮氏はマイクを片手に「消費税増税に賛成ですか、反対ですか」と買い物客らに突撃インタビューを始めた。マイクを向けられた学生は「たばこ代も上がるし、学費もかかるし」と答え、用意された投票ボードの「NO」にシールを張った。

 かえるネットは98年、共産系の日本民主青年同盟府委員長だった成宮氏が中心となって作った。約200人のメンバーがいる。13日、中京区で開かれた学習会に講師役として参加した成宮氏は、約50人の参加者に、こう訴えた。

 「正社員で働くのが当たり前の社会にしたい」「米軍への思いやり予算など無駄遣いにメスを入れれば、消費税増税は必要ない」

 かえるネットに参加する団体職員の男性(28)は「成宮さんを国会に送り出し、若者の声を政治の舞台に届けたい」と話す。(堀田浩一)


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主な政治日程

6/16(水) 通常国会閉会
6/24(木) 参院選公示
7/11(日) 参院選投開票

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