明日への環境賞
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| 05.3.30 子どもたちといっしょにアンズを植える緑の地球ネットワーク・ワーキングツアー参加者=05年3月、中国山西省大同市霊丘県上北泉村で |
そんな高原を相手に、緑の再生を目指すのが市民でつくる「緑の地球ネットワーク」(事務局・大阪)である。植林地は高原の東端。北京から西へ300キロの山西省大同だ。
92年の地球サミットをきっかけに活動を始めて11年。4千ヘクタールの荒れ地にマツやポプラ、ニセアカシア、果樹など1500万本を植えてきた。現地に渡ったボランティアは1500人。ともに汗を流した中国側の農民は数万人にも及ぶ。地道に成果を上げてきた活動は、特筆すべき草の根の日中協力だ。
当初は苗木を枯らしたこともあるが、いまでは大半の木を根付かせている。植物学者らの協力を得ているからだ。専門家とボランティアが手を携えて活動しているのも、グループの特徴だ。
この地方は雨が少ないのに、ひとたび降ると、緑がないために土壌が一気に流される。土地はさらに荒廃する。だからこそ植林が必要だ。
近年は、貧しい農民のために教育環境の整備にも手を貸している。小学校にアンズやリンゴ、クルミなどを植え、その収入を生かすのだ。そんな村がすでに50もある。
この春も、日本から30人近いボランティアが現地に渡った。「私たちの活動がみんなの環境意識を高める呼び水になればいい」。高見邦雄事務局長は国際電話の向こうでそう語った。
(2003/04/17)
- 特定非営利活動法人 緑の地球ネットワーク
- 活動開始時期 1992年1月
- 現在の活動の概要および将来の予定
- 日本の専門家、中国の技術者などの協力を組み合わせ、内容的にも充実させながら、協力規模を拡大。この協力活動のなかで植えた木が生育をはじめている。小学校付属果樹園に植えたアンズなどは収穫期を迎え、教育支援に役立ち始めている。なかには、それまで皆無だった大学生を毎年数名ずつ送り出すようになった村もある。防護林として植えてきたマツなども成長期を迎え、1年に30〜50センチも伸び、倍々で緑が濃くなっている。日本からのワーキングツアーも毎年250人ほどになり、累計で2000人を超えた。日中関係が悪化するなかで、貴重な成果として中国側でも高い評価を受けている。困難は少なくないが、初期に約束した20年の協力を堅持し、あわせて現地のプロジェクトが経済的にも自立できるように強化したいと考えている。
- 受賞後に新しく始めた取り組み
- 中国の現地協力で土壌浄化法による生活汚水の浄化を始め、苗畑の灌漑に使用。簡単な設備で高度な処理ができるため、水不足の深刻な現地ではたいへん注目を集めた 税制上の優遇措置を得るため、認定特定非営利活動法人の申請をし、国税庁長官の認定を受けた(緑の地球ネットワークへの寄附金は寄附金控除の対象になるなど、いくつかの特典がある)
- 問い合わせ先
〒552−0012 大阪市港区市岡1ー4−24 住宅情報ビル5F - TEL:06−6576−6181 FAX:06−6576−6182
- ホームページアドレス
http://homepage3.nifty.com/gentree/ - 連絡先メールアドレス
gentree@s4.dion.ne.jp - (2005/07)
- ◆その他の第4回受賞団体
- * セイコーエプソン株式会社(長野県諏訪市)
環境保護をしっかりと経営の柱にすえ、生産工程を大胆に変えて目標を達成する手法で、オゾン層を破壊するフロンの全廃、地球温暖化を起こすガスの大幅削減などに取り組んでいる。 - * 特定非営利活動法人 気候ネットワーク(京都市)
地球温暖化防止に取り組む全国の個人や団体のネットワークの中心に位置し、市民啓発、調査研究、政策提言などで着実に成果を上げている。 - *全国合鴨水稲会(岡山市)
アイガモを利用した稲作の除草技術を確立し、わが国の有機農業の発展に大きく寄与するとともに、アジア諸国との交流を通じてアイガモ農法の普及と向上に努めている。 - *高知県高岡郡梼原町(高知県梼原町)
四万十川源流域という自然を生かし、風力発電を軸に森林認証の取得や千枚田オーナー制度などの施策を展開し、環境保護と町の活性化に取り組んでいる。



