第24回「IBBY朝日国際児童図書普及賞」授賞式
(ギリシャ・アテネにて) フランスの団体を表彰

授賞式の壇上で賞状を披露する「レ・ドワ・キ・レーヴ」の創設者フィリップ・クローデさん
=8月30日、アテネ、中村靖三郎撮影
子どもたちに読書を広めることに貢献した団体・活動に贈られる国際児童図書評議会(IBBY)・朝日国際児童図書普及賞の授賞式が8月30日、ギリシャのアテネで催されました。受賞したのは、目の不自由な子どもたちに本を届ける活動をしてきたフランスの団体「レ・ドワ・キ・レーヴ」(夢見る指先)で、朝日新聞社から賞状と賞金1万ドルが贈られました。同賞はIBBYと朝日新聞社が主催。1年おきに選考があり、今年は24回目にあたります。
レ・ドワ・キ・レーヴは、視覚障害のある子どもも理解できる「触(さわ)れる絵本」をつくっています。 (→朝日新聞の紹介記事はこちら) (→IBBYサイトでの紹介はこちら)
小学校の教師だったクローデさんが、親たちの協力も得て始めました。1994年から1冊ずつ手づくりした本は約5万冊にのぼり、活動は24カ国に広がっています。
IBBY朝日国際児童図書普及賞とは
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1986年に東京で開かれた国際児童図書評議会(IBBY)第20回世界大会を契機に、IBBYの優れた活動に朝日新聞社が賛同し、87年に創設しました。本賞は、長年にわたって児童や若い人たちへの図書普及や読書推進活動に寄与、貢献した団体または研究機関に贈られます。これまでの受賞団体の本拠地はベネズエラ、ジンバブエ、インド、マリ、スペイン、イラン、ラオスなど世界各国におよび、今年のレ・ドワ・キ・レーヴを足すと30団体になります。(2018年度現在)
【選考方法】
IBBYの各国支部が2年に1度、候補となるグループを推薦し、その後、IBBY理事会のメンバーが構成する選考委員会が審査を行い、受賞団体を決定します。
【発表・授賞式】
受賞団体はイタリアのボローニャブックフェア会場で発表され、授賞式は1年おきに開催されるIBBY世界大会のプログラムの中で催されます。受賞団体には本社が賞状と賞金1万ドルを贈呈します。
◆ IBBY( The International Board on Books for Young People)とは ◆
1953年に「子どもの本を通しての国際理解」を目的に設立された国際組織です。スイス・バーゼルに本部が置かれ、2018年現在、79の国と地域が加盟。子どもと本に関わるあらゆる人たちとネットワークを結び、多くの国際的な活動を続けています。2年に一度、各国巡回で開かれるIBBY世界大会を舞台に、児童文学のノーベル賞と称される「国際アンデルセン賞」や本賞が授与されます。
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