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大佛次郎賞・大佛次郎論壇賞
小説、ノンフィクション、歴史記述など幅広い分野で活躍した作家・大佛次郎氏は、朝日新聞紙上に「天皇の世紀」を連載中に死去。その業績をたたえて、1973年に創設された「大佛次郎賞」は、その形式のいかんを問わず、優れた散文作品に贈られる。これに加えて、新世紀の幕開けを機によりよい社会の創造を目指し、日本の政治・経済・社会・文化・国際関係等をめぐる優れた論考を顕彰すべく、2001年に「大佛次郎論壇賞」が新設された。受賞者は以下の通り。(敬称略)
大佛次郎賞
- 第34回(2007年)
- 吉田修一『悪人』(朝日新聞社)
- 最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』(新潮社)
- 第33回(2006年)
- 田草川弘『黒澤明VS.ハリウッド 「トラ・トラ・トラ!」その謎のすべて』(文藝春秋)
- 辻原登『花はさくら木』(朝日新聞社) ※辻の「しんにょう」は点が二つ
- 第32回(2005年)
- 富岡多惠子 『西鶴の感情』(講談社)
- リービ英雄 『千々にくだけて』(講談社)
- 第31回(2004年)
- 佐伯一麦 『鉄塔家族』(日本経済新聞社)
- 若桑みどり 『クアトロ・ラガッツィ 天正少年使節と世界帝国』(集英社)
- 第30回(2003年)
- 山本義隆『磁力と重力の発見』(みすず書房)
- 第29回(2002年)
- 長部日出雄 『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』(文藝春秋)
- 亀山郁夫 『磔のロシア スターリンと芸術家たち』(岩波書店)
- 第28回(2001年)
- 津島佑子 『笑いオオカミ』(新潮社)
- 萩原延壽 『遠い崖 アーネスト・サトウ日記抄』(朝日新聞社)
- 第27回(2000年)
- 安岡章太郎 『鏡川』(新潮社)
- 第26回(1999年)
- 高井有一 『高らかな挽歌』(新潮社)
- 丸谷才一 『新々百人一首』(新潮社)
- 第25回(1998年)
- 富岡多惠子 『西鶴の感情』(講談社)
- 北杜夫 茂吉評伝四部作『青年茂吉』『壮年茂吉』『茂吉彷徨』『茂吉晩年』(岩波書店)
- 第24回(1997年)
- 中西進 『源氏物語と白楽天』(岩波書店)
- 中島秀人 『ロバート・フック ニュートンに消された男』(朝日新聞社)
- 第23回(1996年)
- 杉本秀太郎 『平家物語』(講談社)
- 山口昌男 『「敗者」の精神史』(岩波書店)
- 第22回(1995年)
- 小田久郎 『戦後詩壇私史』(新潮社)
- 中薗英助 『鳥居龍蔵伝』(岩波書店)
- 第21回(1994年)
- 亀井俊介 『アメリカン・ヒーローの系譜』(研究社出版)
- 吉村昭 『天狗争乱』(朝日新聞社)
- 第20回(1993年)
- 中村隆英 『昭和史1・2』(東洋経済新報社)
- 多田富雄 『免疫の意味論』(青土社)
- 第19回(1992年)
- 厳安生 『日本留学精神史−近代中国知識人の軌跡』(岩波書店)
- 小西甚一 『日本文藝史1〜5』全5巻(講談社)
- 第18回(1991年)
- 大笹吉雄 『花顔の人−花柳章太郎伝』(講談社)
- 第17回(1990年)
- 富士川英郎 『菅茶山』(福武書店)
- 中村喜和 『聖なるロシアを求めて』(平凡社)
- 宮下志朗 『本の都市リヨン』(晶文社)
- 第16回(1989年)
- 西村三郎 『リンネとその使徒たち』(人文書院)
- 原田正純 『水俣が映す世界』(日本評論社)
- 第15回(1988年)
- 司馬遼太郎 『韃靼疾風録』上・下(中央公論社)
- 山田慶兒 『黒い言葉の空間』(中央公論社)
- 第14回(1987年)
- 山田晶 『アウグスティヌス講話』(新地書房)
- 第13回(1986年)
- 井出孫六 『終わりなき旅』(岩波書店)
- 加賀乙彦 『湿原』上・下(朝日新聞社)
- 第12回(1985年)
- 大江志乃夫 『凩の時』(筑摩書房)
- 三浦哲郎 『白夜を旅する人々』(新潮社)
- 第11回(1984年)
- 金石範 『火山島』全3巻(文藝春秋)
- 芳賀徹 『絵画の領分』(朝日新聞社)
- 第10回(1983年)
- 大江健三郎 『新しい人よ眼ざめよ』(講談社)
- 志村ふくみ 『一色一生』(求龍堂)
- 第9回(1982年)
- 鶴見俊輔 『戦時期日本の精神史』(岩波書店)
- 河合隼雄 『昔話と日本人の心』(岩波書店)
- 第8回(1981年)
- 阿部謹也 『中世の窓から』(朝日新聞社)
- 内田義彦 『作品としての社会科学』(岩波書店)
- 第7回(1980年)
- 朝永振一郎 『物理学とは何だろうか』上・下(岩波書店)
- 加藤周一 『日本文学史序説』上・下(筑摩書房)
- 第6回(1979年)
- 河盛好蔵 『パリの憂愁―ボードレールとその時代』(河出書房新社)
- 日向康 『果てなき旅』(福音館書店)
- 第5回(1978年)
- 近藤信行 『小島烏水―山の風流使者伝』(創文社)
- 高田宏 『言葉の海へ』(新潮社)
- 第4回(1976年)
- 堀田善衞 『ゴヤ』全四巻(新潮社)
- 丸山真男 『戦中と戦後の間』(みすず書房)
- 第3回(1975年)
- 陳舜臣 『敦煌の旅』(平凡社)
- 加藤九祚 『天の蛇―ニコライ・ネフスキーの生涯―』(河出書房新社)
- 第2回(1974年)
- 山川菊栄 『覚書 幕末の水戸藩』(岩波書店)
- 吉田秀和 『吉田秀和全集』(白水社)
- 第1回(1973年)
- 中野好夫 『蘆花徳冨健次郎』(筑摩書房)
- 梅原猛 『水底の歌』(新潮社)
大佛次郎論壇賞
- 第7回(2007年)
- 朴裕河『和解のために』(平凡社)
- 第6回(2006年)
- 岩下明裕『北方領土問題 4でも0でも、2でもなく』(中公新書)
- 〈奨励賞〉本田由紀『多元化する「能力」と日本社会 ハイパー・メリトクラシー化のなかで』(NTT出版)
- 第5回(2005年)
- 中島岳志『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社)
- 第4回(2004年)
- ケネス・ルオフ『国民の天皇――戦後日本の民主主義と天皇制』(共同通信社)
- 瀧井一博『文明史のなかの明治憲法――この国のかたちと西洋体験』(講談社)
- 第3回(2003年)
- 篠田英朗『平和構築と法の支配』(創文社)
- 小熊英二『〈民主〉と〈愛国〉』(新曜社)
- 第2回(2002年)
- 池内恵 『現代アラブの社会思想−終末論とイスラーム主義』(講談社現代新書)
- 第1回(2001年)
- 大野健一 『途上国のグローバリゼーション』(東洋経済新報社)
- 〈奨励賞〉苅谷剛彦 『階層化日本と教育危機』(有信堂)
- 〈奨励賞〉小林慶一郎・加藤創太 『日本経済の罠』(日本経済新聞社)
- 〈奨励賞〉ジョン・ダワー 『敗北を抱きしめて』(三浦陽一・高杉忠明・田代泰子訳、岩波書店)