舞台作品を総合的に展望し、優れた成果・業績を顕彰するため、2001年に創設されました。 演劇、ミュージカル、ダンス、パフォーマンスなどを視野に入れ、多彩な才能が結集する舞台芸術の、新たな可能性の発掘をめざすものです。毎年1月から12月までの1年間に、日本国内で上演された舞台芸術が対象となります。 各地の公演に幅広く目を配るため、全国の舞台関係者からの推薦を参考にしながら、7月(中間選考会)と12月(最終選考会)の2回の選考委員会で受賞を決定します。
本賞の特長をさらに明確にするために2008年から賞の枠組みを一部見直します。ダンス部門において、現代性の高い作品またはそれに関わる個人・団体を対象とする「舞踊賞」(仮称)を新設します。「舞台芸術賞」は「優秀賞」(仮称)と改称し、演劇およびダンス分野でめざましい活躍をした個人・団体を2件厳選することで、より際だたせます。特別賞も一層厳選します。グランプリ、寺山修司賞、秋元松代賞については従来と変更ありません。
賞の内容は以下の通りです。
- ■グランプリ
-
Grand Prix
年間のベストステージに対して
- ■優秀賞(仮称)
-
Distinguished Performance Award
活躍がめざましい個人・団体を対象とし、年間2件に
- ■舞踊賞(仮称)
-
Distinguished Dance Performance Award
ダンス部門で現代性の高い作品・個人・団体に
- ■寺山修司賞
-
Shuji Terayama Award
将来が嘱望される新鋭で清新さあふれる個人・団体に対して
- ■秋元松代賞
-
Matsuyo Akimoto Award
演劇を対象に芸術性と娯楽性を兼ね備えた作品・個人・団体に対して
- ■特別賞
-
Asahi Special Award
長年にわたる功績や特筆すべき成果をあげた個人・団体に対して
- ■キリンダンスサポート
-
KIRIN Special Grant for the Dance
受賞対象となったダンス作品の中から、原則1年以内の受賞作の再演をキリンホールディングス株式会社が支援
|
グランプリ/優秀賞/舞踊賞/特別賞
「舞台芸術は、人間が集まって生きていくための力として始まった。それは人々が心を通わせあい、共同体の意志を確かめ合う、かけがえのない時間だった。その精神は大地に屹立する一本の柱に象徴されるだろう。
人々はその存在を道標として集まり、その存在を心の拠り所として生きていく。 過去から現在、そして未来へと、舞台芸術の心が変らず受け継がれていくことを期待している」
安藤忠雄(建築家)
|
|
*「グランプリ」の賞金は200万円。それ以外の各賞は100万円。 |
寺山修司賞
「この中に寺山君がいる。階段を上って彼の懐に入ってもいい。彼もときどきは穴から出て階段を下りてくるかもしれない」
粟津 潔(グラフィックデザイナー)
|
秋元松代賞
「『活きる』ことを大切にし、舞台に物事を生き返らせてほしい。見た人はそのエネルギーを持ち帰り、生活に息づかせるのだから」
辻村寿三郎(人形作家)
|
第8回(2008年)選考委員(敬称略・50音順)
- 大笹吉雄 (演劇評論家)
- 太田耕人 (演劇評論家、京都教育大学教授)
- 小田島雄志 (演劇評論家、東京大学名誉教授)
- 佐々木涼子 (舞踊評論家、東京女子大学教授)
- 西堂行人 (演劇評論家、近畿大学教授)
- 山田洋次 (映画監督)
- 山野博大 (舞踊評論家)
- 粕谷卓志(朝日新聞社編集担当)
- 畑山美和子 (朝日新聞東京本社編集局文化エディター)
受賞の記録