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不思議な運命の巡り合わせ
このたび、思いがけず大きな賞をいただくことになり、驚いています。今まで、こういうものには縁がないと自分で勝手に思い込んで、マイペースでずっとやってきたので、驚くというより、少々狼狽していると言ったほうがいいかもしれません。 そもそも、二十数年前に実質的にデビューして、現実にマンガ家生活を始めるきっかけになったのは、「少年ジャンプ」で公募していた新人賞「手塚賞」を受賞してからでした。今また、手塚先生の名前を冠した賞をいただき、不思議な運命の巡り合わせ…と言ったらオーバーですが、先生も「西遊記」を描いておられることだし、なにやらできすぎた偶然のようなものを感じていました。そうなると僕はさしずめ、手塚先生の掌の上でいばっている孫悟空のようなものでしょうか。まあ、それは考えすぎとしましても、これからもマイペースは変わらないと思うので、如意棒ならぬペンを持って、こつこつ天竺を目指して歩き続けようと思います。時にはアイデアというきんと雲に乗って…。 |