手塚治虫文化賞

第5回マンガ優秀賞

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マンガ優秀賞

しりあがり寿 『弥次喜多 in DEEP』(エンターブレイン)

《なんか「やったね」というカンジ》

 このたびは、素晴らしい賞をいただき、大変うれしく光栄に思ってます。

 思えばその昔、漫画を描いてこうと心に決めた時、目の前にはすでに大センパイたちの築きあげた巨大なマンガ文化の山がそびえたっていました。

 どんなにちっちゃな石コロでもいいから、その上にのっけたいなあと、などと思いつつ20年。頂上どころか辺境の密林の中をさまよう毎日でしたが、今回、このような賞をいただいて、なんかちょっと「やったね」というカンジです。本当にありがとうございました。

 話は変わりますが、実家には3歳のころのボクがラク書きした手塚先生の古本がいっぱいあるんですよ。値上りするといいなあ、フフフ。


《しりあがり寿》

 しりあがり・ことぶき。1958年、静岡県生まれ。多摩美術大学卒業後、キリンビール株式会社に入社。商品開発、広告宣伝等を担当する。入社とほぼ同時に漫画家デビュー。85年、単行本『エレキな春』(白泉社)を発表。ナンセンスで抒情的な独特のセンスで注目される。その後、『流星課長』『ヒゲのOL薮内笹子』『O・SHI・GO・TOおしごと』など話題作を発表。96年に、「(有)さるやまハゲの助」を設立後は、小説、映像、舞台、ゲーム制作などに活動の幅を広げている。00年、『ゆるゆるオヤジ』『時事オヤジ』で文藝春秋漫画賞を受賞。新刊『”徘徊老人”ドン・キホーテ』(朝日新聞社)が6月7日に発売。

※受賞者プロフィールは当時のものです。