手塚治虫文化賞

第7回短編賞

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短編賞

いしいひさいち 『現代思想の遭難者たち』(講談社)「ののちゃん」(朝日新聞朝刊連載)など一連の作品に対して

《皆さまのお陰です》

 今回の受賞は、ひとえに拙作を愛読してくださる皆さまのお陰です。心から、感謝を申し上げます。

 受賞対象のひとつだった『現代思想の遭難者たち』のテーマは、こうでした。

 「分からないまま、哲学パロディを描くとどうなるか」

 そのテーマどおり、すぐに私はお手上げの状態になりました。が、注釈を担当してくださった講談社編集部の人たちや、担当編集者の川島克之さんが、商売抜きで私を励ましてくれました。そんな方々に、受賞の栄誉を捧げたいと思います。

 「ののちゃん」については、申し上げるまでもありません。無愛想な作者に耐え、2000回以上も連載を継続していただいた朝日新聞社の忍耐力に、お礼を申し上げます。

 ことさら申し述べる抱負もありませんが、今後も皆さまに喜んでいただける作品を心がけていきます。ありがとうございました。


《いしいひさいち》

 本名・石井壽一。1951年、岡山県生まれ。関西大学社会学部卒。 大学在学中の72年から求人誌「日刊アルバイト情報」で「Oh!バイトくん」を連載。卒業後の77年に『4コマまんが集バイトくん』を、79年に『がんばれ!!タブチくん!!』を出版した。現在は朝日新聞「ののちゃん」、産経新聞「バイトくん」、週刊文春「(笑)いしい商店」、サンデー毎日「お笑い いしい商店」、漫画アクション「ドーナツBOX」などを連載中。

※受賞者プロフィールは当時のものです。