朝日新聞社 -手塚治虫文化賞 - The Tezuka Osamu Cultural Prize -

 

■ 第19回手塚治虫文化賞 選考結果 ■

 マンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫の業績を記念する手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の第19回受賞作が決まった。マンガ大賞は、ほしよりこさんの「逢沢りく」が受賞。新生賞は「聲(こえ)の形」の大今良時(おおいまよしとき)さん、短編賞は吉田戦車さん、特別賞は「小さな恋のものがたり」のみつはしちかこさんが選ばれた。贈呈式は5月22日、東京・築地の浜離宮朝日小ホールで。マンガ大賞にはブロンズ像と副賞200万円、新生賞、短編賞、特別賞にはそれぞれブロンズ像と副賞100万円を贈る。


 

選考結果マンガ大賞新生賞短編賞特別賞

 

■ 内面うつす淡い線 評価 ■

 選考対象は昨年に刊行・発表された作品。最も優れた作品に贈るマンガ大賞は、専門家や書店員の推薦を参考に社外選考委員が持ち点15点(1作につき最高5点)で投票し、上位9作を最終選考会で議論した。

 1次選考1位の「聲の形」に対し、選考会では「逢沢りく」が浮上。絵より文字で語り過ぎるとの指摘もあったが、「淡い線とあいまいさを持った絵が、主人公の内面と呼応している」(中条)などと支持を集め、「逢沢りく」がマンガ大賞に。「障害といじめというテーマ設定と表現手法が、斬新で画期的」(南)と評価された「聲の形」は、清新な才能に贈る新生賞に決まった。

 短編賞の吉田戦車さんは、「まんが親」など現在連載中の作品への評価に加え、「伝染(うつ)るんです。」など過去の作品も含めた「全体の業績に賞を与えたい」(ブルボン)という意見が賛同を集めた。

 「どんな時代でも新しすぎず、そして古くならない稀有(けう)な作品」(里中)として「小さな恋のものがたり」を短編賞に推す声もあったが、半世紀以上にわたる連載を完結させたみつはしちかこさんを、朝日新聞社が決める特別賞に推薦する意見が多く出た。              (小原篤)


 

■ 社外選考委員の皆さん=敬称略、50音順 ■
  • あさのあつこ(作家)
  • 里中満智子(マンガ家)
  • 中条省平(学習院大学フランス語圏文化学科教授)
  • 中野晴行(マンガ編集者)
  • ブルボン小林(コラムニスト)
  • 南信長(マンガ解説者)
  • みなもと太郎(漫画家・マンガ研究家)
  • ヤマダトモコ(マンガ研究者)

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■ 1次選考結果(6位まで) ■
1位 聲の形(大今良時、講談社)
 =11点(里中5、南4、あさの2)
2位 アオイホノオ(島本和彦、小学館)
 =10点(南5、ヤマダ5)
3位 銀の匙 Silver Spoon(荒川弘、小学館)
 =8点(あさの5、里中3)
4位 NARUTO―ナルト―(岸本斉史、集英社)
 =7点(里中4、あさの3)
4位 逢沢りく(ほしよりこ、文芸春秋)
 =7点(中条4、南3)
6位 五色の舟(近藤ようこ/原作・津原泰水、エンターブレイン)
 =5点(中条5)
6位 チェイサー(コージィ城倉、小学館)
 =5点(中野5)
6位 暗殺教室(松井優征、集英社)
 =5点(ブルボン5)
6位 平成うろ覺え草紙(洞田創、飛鳥新社)
 =5点(みなもと5)


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